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2009年11月 1日 (日)

CD「阿弥陀堂だより」を聴きながら

Img  11/1(日)早朝に、加古 隆のピアノソロアルバム「阿弥陀堂だより」を聴いていた。このアルバムは映画「阿弥陀堂だより」のオリジナル・サウンドトラックだ。このCDは映画館で買ったと記憶している。

 「風のワルツ」をプロローグにして、「そっと君を」「村の朝」~「冬祭り」「春もどりぬ」、そして「風のワルツ」でのエピローグで結ばれる。ソロピアノの音色は、風のにおいを運んできて、爽やかな気分になる。

 ソロピアノを聴きながら、以前に観た映画「阿弥陀堂だより」に映し出されたのどかで安らぎを与えてくれる奥信濃の風景が脳裏に浮かんできた。

 「風のワルツ」を聴きながら、本棚にあるであろう「阿弥陀堂だより」の映画のプログラムを突然に捜し始めた。しかしながら、確かにあるはずなのに、いくら捜しても見つからなかった。やむなく、Webサイトで検索して映画の公式サイトがまだ残っているかと調べると、確かにあった。そのWebサイトを見ながら、奥信濃の飯山へ思いを馳せていた。

「映画・阿弥陀堂だより」公式サイト

2009年9月12日 (土)

Cinema 「九月に降る風」を観て

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 9/12
(土)午前中、実家の関係の所用で大阪・なんばに出かけた。所用が終わって後に、「心斎橋シネマテーク」で「九月に降る風」という台湾映画を見て自宅へ心地よく帰還した。

 
なぜ?「九月に降る風」という映画を観たのか? 9/11(金)日本経済新聞朝刊の「アートレビユー」の記事でその映画が紹介されていた。「九月」「風」という言葉にまず惹かれた。

 美術家・森村泰昌さんの映画評を読んだ。
「これは
96年の台湾ではなく、私がまだ10代だった60年代の日本の物語ではないか。そんなふうに思えてくる映画なのである。」
「ここに描かれた青春は三島由紀夫の小説“潮騒”を思わせる神話的な美しさに満ちている。」
「“九月に降る風”は青春の光と影、あるいは青春の美とその終わりが描かれた映画であるが・・・・・・
未成熟であるがゆえの美と成熟していくがゆえの美の終わりについての映画である。」としるされていた。

 その紹介の一文に惹かれ観たいと思い、事前に上映時間を確認して今日の午後、「心斎橋シネマテーク」へと出かけた。観客は10名余りだった。年齢層に隔たりがあり、性別は男女が同じ割合だった。

 まさに「青春の終わりの心の痛み」が描かれた「青春物語」であった。輝かしい時は、郷愁を誘う甘酸っぱい雰囲気から一転して儚い消え去ってゆく。自分自身の青春がスクリーンを観ながらオーバーラップした。郷愁と切なさに胸がキュンと締めつけられるような気持ちになった。

 夜、無断で学校のプールに忍び込み素っ裸で飛び込み、はしゃぎ泳ぐシーンがあった。それは私の高校時代に仲間たちといっしょになって素っ裸で夜のプールで泳いだ情景を思い出させた。心地よさ、爽快さ、開放感をその時感じたことを遠い昔でありながら昨日のような感覚として蘇ってきた。

 1996年の台湾での青春群像であるが、確かに、森村泰昌さんが映画評でしるされたように、この映画に、1960年代後半から1970年代前半のわが国の時代の匂いを私もまた感じた。

 この映画の原題は「九降風」、旧暦の九月に吹く季節風のことを指すという。台湾では卒業・入学の季節、それは別れと旅立ちの節目となる。甘い心地よい風から冷たく厳しい風を受ける新たなリスタート、甘酸っぱい青春への決別、この映画は青春を過ぎ去った者たちが観るべきものだろうか。少なくとも私にとっては素敵な映画だった。

 エンドクレジットで「我期待」という曲が流れその歌詞が字幕に映し出された。
「さよならを言おう さよならを言おう 胸を張って進もう 心残りを振り払って」

「九月に降る風」公式サイト

2009年7月11日 (土)

Cinema 「浪漫者たち」を観て

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 7/11(土)朝、大阪市内へ所要のため出かけた。その所要を済ませて、午後、大阪市西区・九条にある「シネ・ヌーヴォ」で、映画「浪漫者たち」を観た。

 私は、「シネ・ヌーヴォ」という映画館が大好きだ。こじんまりとして芝居小屋のような雰囲気がある。商業的映画館では取り上げられない価値ある作品を数多く上映し続けている稀有な映画館だ。

 「浪漫者たち」という映画を観たいと思ったのは、ポスターに掲載されていた「青春紀行」「三輪山」「ゲーテ」「大和」「日本浪漫派」という言葉だった。特に「日本浪漫派」という言葉は、少数の人々しか知らない。それが、なぜ今?という素朴な疑問が、よりいっそう興味を抱かせた。

 日本的なものに憧れを抱く、俳優である一人の若者が「やまと」「三輪」を旅して、昭和初期の文学運動「日本浪漫派」、大和・桜井で生まれ育った文学者・保田與重郎(やすだ よじゅろう)を知り、最後に、くじけない「浪漫者たち」の魂を独白する。「浪漫者」は、「青春のさまよい人」なのだろう。

 三輪山、大神神社、桧原神社、狭井神社など、やまとまほろばの風景が、映像として、たおやかに美しく描かれている。日本的象徴として、「能」「謡曲」「茶道」が作品の中にちりばめられている。 「日頃使わない“まほろば”という言葉が頭に浮かび、自分が日本人であることを内面から認識させられる。これがわれわれの原風景なのだと。」と、かつて著名な文部官僚であった寺脇 研 氏(京都造形芸大教授・映画評論家)が、映画のプログラムの中に記していた。

 文学者・保田與重郎は、戦前・戦中の言動に対して、戦後、「国粋主義者」「戦争の賛美者」と位置づけられ封印された。戦後のその評価がほんとうに正当なものであるのだろうか? この映画の中では、保田與重郎は肯定的にとらえている。

 「三輪山の懐を母の胎内として育った私は、その霊気と保田與重郎氏の言霊の妖気とが渦巻く潮の中で、・・・・・・ 張り裂けそうな青春であった。今、このような映画が生まれたのには驚いた!多くの示唆に富む映画だ。」と奈良・桜井で育った舞踏集団「大駱駝艦」を主宰する麿赤児(舞踏家・俳優)は一文を寄せている。作家・三島由紀夫を追慕した田中千世子監督の渾身の共感を抱く作品だった。

「浪漫者たち」公式サイト

「大和桜井フィルムコミッション」公式サイト

「シネ・ヌーヴォ」公式サイ

「大駱駝艦」公式サイト

2009年7月 9日 (木)

「原爆症の妻を撮り続けて」を読んで

 7/8(水)日本経済新聞朝刊文化面に掲載されていた「原爆症の妻を撮り続けて」を読んだ。執筆者は川本昭人さんだ。妻が原爆症を宣告されて後、41年間、その姿を映し続けている。その作品が、映画「妻の貌(かお)」としてまとまられ上映される。

 「ささやかな幸せに包まれ、私たちは人生を歩んできた。だが時折、静かに流れる日々の暮らしに黒い影が差す。妻は原爆症だから。」 その一文の言葉は重い。41年間、8ミリビデオ、ビデオ等で映し出そうとした想いとはいかなるものだろうか? 

 私は 幾日か前、映画「妻の貌(かお)」が上映されることをプログに掲載した。
 「家族に迷惑をかけないように、いつも黙って耐えていたキヨ子。ある時、私が向けたカメラを見据えて叫んだ。“戻してちょうだい。私の人生を”。本音だったと思う。」 
 
その言葉を読んだ時、正確に書記せば、「観たい!」という希望ではなく、「観るべきだ!」 「観なければならない!」という義務感が私を襲った。

「妻の貌(かお)」公式サイト 

2009年7月 3日 (金)

Cinema 「妻の貌」~その瞳にはヒロシマと家族の姿が写っている~

 「家族を撮る。それは私の愛情表現です。」と、広島在住の82歳の映像作家が映し出した「ヒロシマ」と「家族の姿」。わが国は世界で唯一の「被爆国」である。「ヒロシマ」「ナガサキ」の悪夢から64回目の夏がやってくる。

 被爆した人々にとって、その「記憶」は消えることはない。しかし、被爆しなかった人々にとって、それは「亡失」されつつあるのだろうか? 「ヒロシマ」「ナガサキ」のあの日のことは永遠に語りつながれなければならない。わが妻の母も、あの日「ヒロシマ」で被爆した。この夏に観て見たい映画だ?

「妻の貌~」公式サイト

2009年5月31日 (日)

Cinema「浪漫者たち」~青春紀行 三輪山へかえる~

 映画「浪漫者たち~青春紀行 三輪山へかえる」が公開される。大阪では九条にある「シネ・ヌーヴォ」で上映予定だ。先月だったと思う。大阪市内に出た帰り道に、「シネ・ヌーヴォ」へ立ち寄った。その日は映画を観ずにパンフレットだけを取った。映画のポスターが目に入った。「浪漫者たち~青春紀行 三輪山へかえる」。奈良を舞台にした映画なのかと何気なく見ていた。ふと、見ると小さな文字で、戦前・戦中に脚光を浴びたある文学者の名が記されていた。なぜ?と、疑問と興味が涌いた。その夜、自宅に帰ってからインターネットでその映画の題名を検索した。

 映画の配役で女性研究者が出てくる。彼女はその文学者の研究者として設定され、主人公にその文学者の作品を手渡す。その文学者とは、奈良県桜井市に生まれた保田興重郎(やすだよじゅろう)だ。文学運動として、「日本浪漫派」を立ち上げた人物である。戦前・戦中に多くの若者たちが、彼の言説と作品に魅了されたという。戦後、社会政治情勢が一変して後、彼の戦中の言説、作品が封殺、封印された。

 保田興重郎の代表作に「日本の橋」「後鳥羽院」等がある。
ドイツロマン派の文学をわが国の文学と文化に応用した。「日本浪曼派」には亀井勝一郎、檀一雄らが同人となり、佐藤春夫、萩原朔太郎、太宰治、三好達治、伊東静雄らも寄稿していたという。「日本浪漫派」の最後の末裔に三島由紀夫を位置づける人もいる。

 映画の公式サイトの中で、舞踏集団「大駱駝艦」(だいらくだかん)を率いる舞踏家・俳優である、奈良・桜井出身の 麿赤兒、「三輪山の懐を母の胎内として育った私は、その霊気と保田與重郎氏の言霊の妖気とが渦巻く潮の中で、眩暈と昂りで張り裂けそうな青春であった。 今、このような映画が生まれたのには、驚いた! 多くの示唆に富む映画だ。」と書き記している。

 奈良を舞台にした映画であるというだけではなく、「日本的な、滅び散華の美学」として封殺・封印された文学者・保田興重郎がその映画の中で、なぜ今なのか、どのような視点で描かれたのか、どう評価されたのか、私には興味がある。是非とも観てみたいものだ。

「浪漫者たち」公式サイト

「シネ・ヌーヴォ」公式サイト

2009年3月 7日 (土)

ピエトロ・ジェルミ 「鉄道員」


【 ピエトロ・ジェルミ監督
 「鉄道員」(1956年イタリア)】

 
イタリアネオリアリズムの名作である。ピエトロ・ジェルミ扮する鉄道機関士のマルコッチ家族の物語だ。ドラマは末っ子サンドロ少年の目を通して家族の出来事がつづられてゆく。家族の崩壊と再生、裏切りと友情、父と息子の物語だ。

 長男は定職につかず家でぶらぶらしている。長女は誰のこともわからない子を妊娠していた。末っ子のサンドロはまだ小学生だった。長女の結婚式の日、長女の出産の日、マルコッチは酒を飲んで遅く帰ってきた。娘の死産を聞かされた。「あの日、早く帰っていれば」マルコッチは悔い悩んだ。

 機関車を運転していた。ふと気がつくと前方の線路に人が立っていた。急ブレーキをかけたが間に合わず轢いてしまった。特急電車からはずされボロ機関車の運転手に格下げになった。マルコッチは酒に溺れるようになった。組合ストライキ中に、マルコッチは列車を運転した。スト破りの「裏切り者」として白い目で見られる。マルコッチは場末の酒場で酒に溺れ家族は崩壊の状態となる。

 ある日、末っ子サンドロは酒場にいた父マルコッチを呼びに出かけた。そして仲間が集まっている酒場へ連れて行く。久しぶりに仲間と再会したマルコッチは昔どおりにみんなと飲み唄った。しかし、機嫌よくギターを弾いていたマルコッチが突然倒れた。

 クリスマスの日。静養していたマルコッチのもと昔の仲間たちが駆けつけた。長男も戻って来た。長女からも電話が入った。妻と末っ子サンドロもそばにいた。幸せな時間が戻った。その夜、マルコッチは幸せな気持ちの中でギターを奏でながら眠るように息を引き取った。

 
 小学5年生の頃から、遊びつかれてた後に、平日夕方にテレビで放映していた「名画劇場」を、路地裏の実家で寝転びながらなにげなくよく見ていた。その時、初めて洋画というものを見た。心地よかった。子ども心にいままで体験したことのない感情が湧き出た。「鉄道員」という映画はその時初めて見たときから、幾度観たことだろう。今、一部を観てもその時に湧き出た感情を思い出すことができる。やはり名作なのだ。

2009年3月 1日 (日)

3/11(水)「学園前ホール」で映画「おくりびと」上映

Img_0001 「あなたは大切な人をどう“おくり”ますか? そしてどう“おくられ”たいですか?」

 今年の米国アカデミー賞外国語映画賞を受賞した映画「おくりびと」が、3/11(水)近鉄奈良線「学園前駅」南隣にある奈良市西部公民館「学園前ホール」で上映される。

【とき】 3/11(水)
【ところ】 奈良市西部公民館「学園前ホール」(近鉄奈良線「学園前駅」南隣)
【上映時間】 ①10:30 ②14:00 ③17:00
【入場料】 当日 大人1000円 小中学生・60歳以上900円
【主催】 奈良県映画「おくりびと」を観る会 

「映画おくりびと」公式サイト

「シニア世代よ、再び映画館へ」を読んで

 2/26(木)朝日新聞朝刊、「アスパラクラブ」面の「シニア世代よ、再び映画館へ」を読んだ。映画評論家・品田雄吉氏の記事だった。同氏は幼少期を北海道北部の遠別村で過ごした。「70年前、ここに初めて汽車が通った。汽車は映画のフィルムを運んできた。毎週1回、上映日は村中が浮き立ち、大人は仕事を早めに切り上げた。やってくるのは三流の日本映画だけ、外国映画はこなかった。それでも娯楽の少ない村は華やぎました。」と同氏は語る。

 同氏は今、79歳、そのおもいでは小学生時代のことなのだろう。映画評論家を仕事とするようになった原体験なのかもしれない。私は大阪の場末の町で、小学生時代に、近くの新橋通商店街にあった「二葉館」「新橋劇場」という映画館で、祖母からもらった無料招待券を使いよく映画を観た。

 祖母は駄菓子屋を営み、その店先に二つの映画館のポスターを貼っていた。そのポスターの張替えの都度、無料招待券をもらっていた。祖母は私に「映画を観に行っといで」とよく私に無料招待券を渡した。一人ではいけないので近所の仲間たちとよく出かけた。そのときは、祖母からもらった無料招待券とお菓子を持って。品田雄吉氏の記事を読みながらその日々のことを思い出した。

 関東地区で洋画を観に映画館へ足を運んだ人の中で、40歳代以上が、2002年は41%であったのに対して、2008年は47%と6%増加した。かつて映画はデートの定番だった。当時の若者たちがシニア世代になって映画館へ回帰しているのだという。今は、「夫婦50割引」制度がある。夫婦の一方が50歳以上なら2人で2000円と割安になる。今一度、「シニア世代よ、再び映画館へ」戻ろう!

「映画館へ行こう!」公式サイト

2009年2月 6日 (金)

Cinema 「TOYO'S CAMERA」

 第二次大戦下の米国で、日系人収容所でその日常を撮りつづけた日系人の写真家がいた。彼の名は宮武東洋(1895~1979)という。カリフォルニア州マンザナ収容所に収監された彼は、カメラのレンズをたった一つだけ持ち込んだ。仲間の大工の協力を得て、木片でボディを作り手製のカメラで、収容所内の日常を1500枚にのぼる写真に収めた。その事実を2/6日本経済新聞朝刊で知った。

 彼の生涯が、長編ドキュメンタリー映画「TOYO'S CAMERA」として上映される。その映画を見たいと思うのだが、残念ながら関西での上映予定はない。

「TOYO'S CAMERA」公式サイト

2009年1月 7日 (水)

「12タンゴ ブエノスアイレスへの往復切符」を観たくて

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 1/4(日)午前、「シネ・ヌーヴォ」で、ドキュメンタリー映画「タンゴ・イン・ブエノスアイレス」を観たが、その日、同じ映画館で午後から「12タンゴ ブエノスアイレスへの往復切符」という、タンゴを題材にした映画が上演されていた。その日は、午後に所要があり、その映画を見逃した。

 その日以降から、毎晩、自宅のわが部屋で、ヨーヨー・マの「プレイズ・ピアソラ」を聴いている。それも、大部分は。「リベルタンゴ」という曲をリピートでかけている。正月明けから何度、アストル・ピアソラの「リベルタンゴ」を聴いたことだろう。

 無性に映画「12タンゴ ブエノスアイレスへの往復切符」を観たいという衝動に駆られている。見逃したから余計にその衝動を抑制できない。時間の調整をして、また、「シネ・ヌーヴォ」へ出かけよう。

「12タンゴ ブエノスアイレスへの往復切符」Webサイト

「12タンゴ ブエノスアイレスへの往復切符」You Tube Webサイト

「リベルタンゴ ヨーヨー・マ」You Tube サイト

2009年1月 4日 (日)

「タンゴ・イン・ブエノスアイレス~抱擁~」を観て

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 1/4(日)午前、大阪・九条「シネ・ヌーヴォ」へ、映画「タンゴ・イン・ブエノスアイレス~抱擁~」を観るために出かけた。映画館「シネ・ヌーヴォ」は、奈良・大阪エリアにある映画館の中で、私が一番好きな映画館だ。幼い頃に出かけた大阪・東成区、新橋通りあった映画館「新橋劇場」「二葉館」を想いださせてくれる。芝居小屋のイメージが快くつきまとう。

 そこで、「タンゴ・イン・ブエノスアイレス~抱擁~」を観た。上演前に座席に座り、この映画館は、劇団「維新派」が内装を手がけたのだと、天井の装飾を仰ぎながら思い描いた。BGMは、ピアソラのタンゴが流れていた。観客は、私以上の年代の方が多かった。正月早々、70代の老夫婦、同年齢の男性ひとり、その映画館に来ていた。彼らにとって、この「場」は何なのだろう? 年齢は違えども、私とは同胞なのだろうか。ほんとは友だちになれる存在なのかもしれない。

 ドキュメンタリー映画「タンゴ・イン・ブエノスアイレス~抱擁~」を観て感銘を受けた。映画の導入部に、ピアソラの「リベルタンゴ」が流れていた。その音楽を聴き、映像の中で、あるがままに、「タンゴを魂だ」と言い切る人々の言葉と行為に、「情熱」などというキレイごとではなく、もっと根底に沸き出でている人間の「情念」のすごさと素敵さに酔った。

 官能的なダンスと情念がほとばしる音楽、そして、タンゴに熱狂する人々のドキュメンタリーがスクリーンに映し出された。創作ではなく、事実の記録として、私の網膜に焼き付けられた。

 アルゼンチンの人々には、根底に「タンゴ」がある。その文化的な基盤の延長線上に「サッカー」がある。それでは、私たちにとって、わが国のサッカーの根底に何があるのだろう?

「タンゴ・イン・ブエノスアイレス~抱擁~」公式サイト

「シネ・ヌーヴォ」公式サイト

「維新派」公式サイト

2008年12月27日 (土)

「チェ・ゲバラ」の映画二本 新春にロードショー!

 「キューバ革命」を成功に導いた英雄、「チェ・ゲバラ」の映画が二本連続で新春ロードショー上映される。「チェ・ゲバラ」は、革命家というだけではなく、政治思想の差異を超えて、愛と正義と信念を貫いた人間としての魅力を放ち続けているのだろう。だからこそ、キューバと敵対するアメリカ、その国のステイーヴン・ダーバーグ監督がメガホンをとった。広告のキャッチコピーは、「かつて世界を愛した。今なお 世界に愛される。」

 チェ・ゲバラ、本名エルネスト・ラファエル・ゲバラ・デ・ラ・セルナは、カストロとともに「キューバ革命」(1959年)を成功に導いた。31歳のときだった。その後、ゲバラはその成功に安住せず南米ボリビアへ潜入し、ゲリラ戦でラテンアメリカでの革命を志向した。しかし、アルゼンチン・ロサリオ生まれのチェ・ゲバラの志は成就せずに逮捕され、1967年処刑された。享年39歳だった。遺骨はその30年後の1997年にボリビアで発見され、革命の地・キューバへと帰還した。

 1960年代後半、西側諸国の政治的な若者たちにとってのカリスマ・英雄だった。私は非政治的な人間ではある。ただ、1970年代初めに、チェ・ゲバラという若き革命家の人間的側面は強烈な印象として今も残っている。今、なぜ、チェ・ゲバラなのか? この映画を観たいという衝動に駆られている。

「チェ・ゲバラ 28歳の革命・39歳の別れ」公式サイト

2008年12月23日 (火)

Cinema 「タンゴ・イン・ブエノスアイレス~抱擁~」

 南米で最も美しい街といわれるアルゼンチンの首都ブエノスアイレス、タンゴの発祥の地で開催された、“ブエノスアイレス・タンゴ・フェスティバル”を世界ではじめてカメラが追ったドキュメンタリーだ。

 ブエノスアイレスという街の名を私はいつ知ったのだろう? 振り返ると、恐らく大学生だった頃に、アントワーヌ・ド・サン・テグジュべリの小説「夜間飛行」で知ったような気がする。その小説は、私にブエノスアイレスという街の名の芳しさを感じさせた。芳しき香水である「夜間飛行」は、この小説の題名から命名されたという。

 一番好きな映画館である大阪・九条にある「シネ・ヌーヴォ」で上映予定だ。2009年正月は、東京へ高校サッカー選手権観戦と言いたいのだが、私の経済もそのことを許さない。この映画を鑑賞して2009年スタートだ。

映画「タンゴ・イン・ブエノスアイレス」公式サイト

記録映画「いのちの作法」

 全国に先駆け、独自に1960年に老人・乳児医療費無料化を実施した岩手県旧沢内村(現西和賀町)の「生命行政」をつぐ人々の、2006年8月~2007年3月までの村の様子を描いたドキュメンタリー映画だ。12/27(土)から大阪・十三にある「第七藝術劇場」で上映される。今年の締めくくりとして年末に、私は必ずこの映画を見るために映画館へ足を運ぼうと思った。

記録映画「いのちの作法」公式サイト

「第七藝術劇場」公式サイト

2008年11月 6日 (木)

「第15回大阪ヨーロッパ映画祭」が開催されている!

Photo  「第15回大阪ヨーロッパ映画祭が開催されている。特別上映として、ニュープリント版の「アラビアのロレンス」が上映される。1962年に製作された不朽の名作だ。11/21(金)15:00上映と案内に掲載されていた。残念ながら、平日の午後、仕事中で鑑賞はできない。

 さまざまな作品が上映される。今年で15回目の映画祭で初上映作品も多数ある。詳しくは、下記のWebサイトを参照願います。

「第15回大阪ヨーロッパ映画祭」公式サイト

2008年10月30日 (木)

Cinema「男と女」を思い描いて

Photo 今晩、鶴橋「うをさ」でちょっとだけ飲み時を過ごした。ビールを飲みほろ酔いの中、BGMに耳を傾けると、懐かしい映画音楽「男と女」が流れていた。その映画のことを思い出した。富雄の自宅へ帰るやいなや本棚の最上部にある映画プログラムを探し回った。大学生だった頃に、その映画を見た。その証がわが部屋に残っていた。

 1966年カンヌ映画祭グランプリ作品、監督はクロード・ルルーシュ、音楽はフランシス・レイ、主演はジャンルイ・トランティニアンとアヌーク・エーメ。バツイチの「男と女」の大人の恋物語だ。テーマ音楽もボサノバ的で独特な趣があって忘れがたい。

 アヌーク・エーメは美しく、ジャンルイ・トランティニアンはかっこよかった。今一度ゆっくり観たいと思う。素敵な大人の恋物語にフランス映画に憧れを抱かせた作品だった。

映画「男と女」1 You tube サイト

映画「男と女」2 You tube サイト

2008年8月23日 (土)

「砂の器」 過去50年の読者が選んだ1位 朝日ベストテン映画

 今年50回目を迎えた朝日ベストテン映画祭が、9/6、7に大阪・福島区ABCホールで開催される。過去50回の朝日ベストテン映画1位を対象にして、読者に募り「読者が選ぶベスト1映画」が決まった。日本映画部門では、「砂の器」が1位に輝いた。以下、②泥の河 ③蒲田行進曲。

 上記の作品は映画館で幾度か見た。いずれも印象深い作品であった。いまだに「砂の器」と「泥の河」の情景が脳裏に浮かぶ。「砂の器」は原作、松本清張、監督、野村芳太郎で、テレビでもドラマ化されたが、やはりこの映画に勝るものはない。私にとっても、忘れがたく永遠に残る映画だ。「泥の河」は原作、宮本輝で彼の処女作、監督は小栗康平で初メガホンを取った名品だ。ひと夏の少年の出来事を描いた。私には大阪・安治川の風景が目に焼きついたままだ。今一度鑑賞してみたい気持ちになっている。「You Tubu」でその映画の一部が掲載されていたので紹介する。

「砂の器」You Tubeサイト

「泥の河」You Tubeサイト

「蒲田行進曲」You Tubeサイト

2008年1月19日 (土)

Cinema 「北辰斜めにさすところ」

 「激動の昭和を生きた旧制高校生たちの青春群像」。 この映画は「現代のシステム化された学校教育のあり方への疑問」に端を発した一弁護士の情熱から生まれた自主制作映画である。

 かつて、わが国には一種のエリート教育機関である国公立の全寮制の旧制の高等学校が存在した。「ナンバースクール」と呼ばれ、旧制一高から旧制八高まで存在した。現在は消失し、東京大、東北大、京都大、金沢大、熊本大、岡山大、鹿児島大、名古屋大の各新制大学の教養学部・法文学部に組み込まれた。

 第九高設立に際して、新潟高校と松本高校が熾烈な設置活動を争ったことから、第九高は設置せず、その後は「ネ-ムスクール」すなわち各地域の名前がつけられた旧制高校が設置されるようになった。

 各々旧制高校には「寮歌」があった。学生は記念祭のファイアーストーム等の折に「寮歌」を放吟した。この映画の「北辰斜め(ほくしんななめに)にさすところ」とは、旧制第七高等学校(現鹿児島大)の記念祭歌の第1番の歌詞から取られた。「北辰」とは「北極星」または「北斗七星」と広辞苑に記載されている。

 かつて若かりし頃に、私は旧制高校的な雰囲気に憧れを抱いた。エリ-ト教育機関的な要素云々ではなく、落ち子こぼれの観念的なものだった。その当時、信州大学(旧制松本高等学校)を志望していた。残念ながら観念だけでは現実を打ち砕くことはできなかった。

「北辰斜めにさすところ」公式サイト

2007年11月18日 (日)

Cinema「呉清源~極みの棋譜」

 日本の囲碁界「昭和最後のカリスマ」の真実! 昭和3年、中国からやってきた14歳の呉清源(ごせいげん)が二つの国の狭間で数奇な運命をたどった自伝物語である。大阪・シネマ-ト心斎橋で11/17(土)よりロ-ドショ-!

「呉清源~極みの棋譜」公式サイト

2007年11月 1日 (木)

Cinema「オリヲン座からの招待状」

 映画「オリヲン座からの招待状」が、11/3(土)から全国東映系の映画館でロ-ドショ-公開されます。

「オリヲン座からの招待状」公式サイト

「奈良名作映画祭」

 「第4回奈良名作映画祭」が11/3(土)・4(日)の両日に奈良県文化会館国際ホ-ルで開催されます。

【11/3(土)】 10:30「また逢う日まで」  13:20「約束の旅路」  16:10「息子」
【11/4(日)】 10:30「時雨の記」  13:15「青い山脈」  16:50「春の雪」

「約束の旅路」公式サイト
「春の雪」公式サイト

「大阪ヨ-ロッパ映画祭」

 大阪発のヨーロッパと日本を結ぶ文化の祭典、「大阪ヨーロッパ映画祭」が約1ヶ月にわたり、大阪府下約10ヶ所にて開催される。

「大阪ヨ-ロッパ映画祭」公式サイト

「大阪アジアン映画祭2007」

 「百花繚乱!アジア映画」をメインテ-マとして「大阪アジアン映画祭2007」が、11/2(金)から開催される。今年は7ケ国の話題の秀作が上映される。

「大阪アジアン映画祭2007」公式サイト

2007年10月 5日 (金)

Cinema 「赤い鯨と白い蛇」

奈良シネマクラブ第139回例会
 海辺のかやぶきの家に集まった五世代の女性たちの物語
【日時】 10/6(土)19:00  10/7(日)9:45
【会場】 学園前ホ-ル(近鉄奈良線学園前駅下車すぐ)
【入場料】 会費1,000円 入会金1,000円

「赤い鯨と白い蛇」公式サイト

Cinema 「小津の秋」

 「二人日和」につづく野村恵一監督作品。日本が生んだ名匠・小津安二郎監督ゆかりの信州蓼科高原を舞台にした愛と人生の物語である。大阪・九条「シネ・ヌ-ヴォ」で公開中!

「小津の秋」公式サイト

「シネ・ヌ-ヴォ」Webサイト

2007年10月 1日 (月)

Cinema 「大野一雄 ひとりごとのように 」

 表現の一つの形態として、「踊り」「ダンス」そして「舞踏」とは何なのか? 100歳の舞踏家・大野一雄を追ったドキュメンタリ-映画が、大阪・十三にある「第七藝術劇場」で上演される。

「大野一雄 ひとりごとのように」Webサイト

「大野一雄舞踏研究所」公式サイト

「第七藝術劇場」Webサイト

2007年9月30日 (日)

Cinema 「長江哀歌」

 2006年度ベネチア国金獅子賞に輝いた作品である。中国の巨大ダムプロジェクト・三峡ダム建設で湖底に沈む街を舞台にした家族を捜す男女の物語。10/6(土)から大阪・テアトル梅田(梅田ロフトB1)でロ-ドショ-!

「長江哀歌」公式サイト

2007年9月29日 (土)

Cinema 「さらばベルリン」

 名画「カサブランカ」を彷彿させるような新聞広告のモノクロ写真にひきつけられた。「別れるには、早すぎる。抱きしめるには、遅すぎる。」 素敵なコピ-である。

「さらばベルリン」Webサイト

Cinema 「クロ-ズド・ノ-ト」

 「他人の『秘密』を、覗いてしまったことがありますか。一冊の日記に隠された切ない真実」 「新たな深愛物語」

 「北の零年」「世界の中心で愛を叫ぶ」「春の雪」を送り出した行定 勲監督作品である。9/29(土)より東宝系全国ロ-ドショ-!

「クロ-ズド・ノ-ト」公式サイト

2007年9月 8日 (土)

Cinma 「馬頭琴夜想曲」

 8/14逝去された山口小夜子さんの最後の映画作品である。日本映画美術界の巨匠木村威夫監督作品のアヴァンギャルドな映像世界。映画界のカリスマ鈴木清順と山口小夜子が共演。10/27~11/2、大阪・十三・第七藝術劇場で公開される。

「馬頭琴夜想曲」Webサイト

2007年8月11日 (土)

Cinema 「ブラインドサイト」

 目が見えない子どもたちと大人たちが、エベレスト北側にある標高7000メ-トルの山をめざす。絶景のヒマラヤ山脈を背景に6人の少年少女が目標を達成するために精一杯の勇気を出し、チャレンジする姿を追った感動のドキュメンタリーである。

 8/18(土)~25(金)大阪・十三にある「第七藝術劇場」で公開される。

「ブラインドサイト」公式サイト

「第七藝術劇場」Webサイト

2007年8月10日 (金)

Cinema 「フランシスコの二人の息子」

奈良シネマクラブ第136回例会

【日時】 8/25(土)19:00 8/26(日)9:30
【会場】 学園前ホ-ル(奈良市学園南3丁目)
【会費】 月額1000円 入会金1000円 

 父親からもらったアコ-ディオンとギタ-で歌っていた少年が、ブラジルを代表する兄弟デュオになった実話をもとにしたブラジル映画である。

「フランシスコの二人の息子」公式サイト

2007年8月 4日 (土)

Cinema 「いつか読書する日」

 奈良テレビ放送ラビリアンスシアタ-スペシャルとして、映画「いつか読書する日」の上映会が開催されます。
 牛乳配達をする50歳の独身女性と、毎朝その牛乳配達の音に耳を傾ける男、末期がんを患うその妻の3人の男女がつづる大人の純愛物語である。

【日時】 8/5(日) ①11:00 ②14:30
【会場】 奈良テレビ放送本社(奈良市法蓮佐保山)
【入場料】 500円

「いつか読書する日」公式サイト

2007年7月28日 (土)

Cinema 「夕凪の街 桜の国」

7/28(土)より、大阪・「なんばパ-クスシネマ」にてロ-ドショ-!

広島・ふたつの時代を生きるふたりの女性を通して、生きる喜びを描いた作品である。

9回手塚治虫文化賞新生賞、平成16年度文化庁メディア芸術祭漫画部門大賞を受賞した、こうの史代の同名傑作コミックを映画化したヒューマンドラマである。広島原爆投下から13年後と現代に生きる2人の女性を通して、現在までに至る原爆の悲劇を描く。

「夕凪の街 桜の国」公式サイト

「なんばパ-クスシネマ」Webサイト

2007年7月13日 (金)

Cinema 「世界最速のインディアン」

【奈良シネマクラブ第134回例会】
60歳を超えてもなおオ-トバイライダ-として夢を追い続けた実在の男の物語である。
【日時】 7/21(土)19:00 7/22(日)9:30
【場所】 ならまちセンタ-(奈良市東寺林町)
【会費】 月額1,000円 入会費1,000円

2007年7月 6日 (金)

Cinema 「かもめ食堂」

秋篠音楽堂名画鑑賞会
フィンランド・ヘルシンキの街角で日本人女性が経営する小さな食堂を舞台にした物語である。
【日時】 7/11(水)~13(金) ①10:20 ②13:20 ③16:20
【会場】 秋篠音楽堂(奈良市西大寺東町2丁目)
【入場料】 一般1,000円、会員800円
※Webサイト「かもめ食堂」

2007年6月24日 (日)

Cinema 「それでも生きる子供たちへ」

 「スラムは遊び場に、ゴム捨て場は冒険の場に。子供たちは、生きることの天才だ。」 「心の底からあたたかくなる、生きる強さを与えてくれる七つの物語」
Cinema 「それでも生きる子供たち」、 「梅田ガ-デンシネマ」にて、6/30(土)ロ-ドショ-!

2007年6月19日 (火)

Cinema 「檸檬のころ」

 「すべてが、きらめいていた。」 誰しもが通り過ぎてきた、甘くて痛いあの時間。 「檸檬のころ」 6/16より、きらめくロ-ドショ-!
※上記、赤色の「檸檬のころ」をクリックすると公式Webサイトにリンクします。

2007年6月17日 (日)

Cinema 「きみにしか聞えない」

「はじめての声は、はじめての恋になる」 6/16(土)より 「きみにしか聞えない」が切なくロ-ドショ-!

2007年6月 9日 (土)

Cinema 「赤い文化住宅の初子」

 「貧乏」「初恋」「ひとりぼっち」 「ぼくは、おとなになるまで、まっているよ」  「約束だけは消えない」
中学生の切ない純愛物語である「赤い文化住宅の初子」が、6/9〈土)より、「テアトル梅田」(梅田ロフトB1)で公開されます。

2007年6月 8日 (金)

Cinema 「フラガ-ル」

奈良シネマクラブ第132回例会
【上映作品】 「フラガ-ル」
2006年度キネマ旬報第1位/日本アカデミ-賞最優秀作品賞
【開催日】 6/16(土) ①14:30 ②18:30
【場所】 西部公民館学園前ホ-ル (近鉄奈良線・学園前駅下車すぐ)
【入場料】 一般1,500円 中高生1,100円 会費1,000円

2007年2月10日 (土)

日本映画盛況!

日本映画製作者連盟は、2006年全国映画概況を発表した。興行収入において、1985年以来21年ぶりに邦画が洋画を上回った。映画自体は、1950年代後半から1960年代初めにかけてピ-クを向かえ、年間入場者数が113千万人とその当時は娯楽の王様だった。以降、テレビ・ビデオの普及で映画界は低迷期を向かえ長いトンネルに入っていた。

特に邦画は洋画に押されぎみの状況が長く続いた。質のよい映画、娯楽性のある映画は洋画であり邦画ではなかった現実が、映画愛好者を洋画へと向かわせた。1990年代のシネコン(シネマコンプレックス:複合映画館)の進出に伴い、映画が徐々に復活してきた兆しがあった。邦画も娯楽性のある、質の高い映画が作られている。今、洋画よりも邦画の方がおもしろい。

最近の写真

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  • 12:10 鴻ノ池陸上競技場へ到着
  • 11:08 近鉄奈良駅前「シャンブル
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