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2016年9月22日 (木)

クロッペンブルクでヨルク&コニーのママに出会って~ドイツ・ニーダザクセン2016.8.3

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 8月3日夕刻、ドイツ・ニーダザクセン州・クロッペンブルクの町、ホストファミリーのヨルク&コニー夫婦のお母さんが住んでいる老人福祉施設の部屋から見た風景だ。そこはただの施設の一室と言うよりは、彼女の素敵な部屋だった。

 その日、コニーと町を歩いていて、突然に「ママ、ステイ!」と建物を指さし、10メートルほど歩くと立ち止まり「ミート?」と言う。「ママがそこにいる!会うか?」と解釈した。迷わず「Ya!」。

 はるばる日本から来たどこの馬の骨とも知らぬ男に対して、友だちのようにママに紹介してくれた。彼女のおおらかなすてきな人間性を感じ取った。

Jörg und Conny , Mama
Jetzt kümmern Vielen Dank für alles!

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 わが亡き母も老人施設にいて幾度も出かけた。施設の外観また部屋もきれいだった。ただ、そのとき個人的な印象として無機質なものを感じた。

 ヨルク&コニーのママの部屋に入った時、間違いなくわが亡き母がいた部屋と比較した。無機質ではなく温かみのある、まるで自宅のママ自身の部屋のようだった。インテリアにはママそのものが自然と表現されていた。

 俺は日本語もしっかりと話すことはできない。ドイツ語などちんぷんかんぷんだ。でも少なくとも感じ取ろうとする微小な力はある。
その部屋を見渡して、おぼろげながらでもママの生きてきた歩みを想像できた。

 ママとの別れ際、握手をした。微笑んでいた。何か言葉を発した。ドイツ語なので分からない。「Japan」とだけは聞き取れた。おそらく「日本からはるばる来たのね!」ということなのだろう。

 ママのやわらかな微笑みが今も網膜の奥に焼き付いている。その時、異国の地でわが亡き母のことを思い浮かべた。

 ヨルク&コニーには、もしかしたら再び会うこともあるかもしれない。でも、ママにはどうだろう?現実的には難しいだろう、最初で最後のひとときか。

 ママにとって俺は、彼女の部屋を訪れた初めての日本人だったかもしれない。先日、ささやかな品をママへ送った。

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