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2013年10月20日 (日)

「貴婦人と一角獣」展へ出かけて 2013.10.19

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  10月19日(土)大阪・肥後橋、国立国際美術館で開催されている「貴婦人と一角獣展」へ出かけた。館内ですてきなポストカードを買った。

  「触覚」「味覚」「臭覚」「聴覚」「視覚」「我が唯一の望み」の連作6面のタペストリーが展示されていた。そのうちの3面をポストカードで個人的な記録として掲載する。

 一枚目が「味覚」(高さ377×幅466cm)、二番目が「視覚」(高さ312×幅330cm)、三番目が「我が唯一の望み」」(高さ368×幅322cm)だ。構図は同様でありながらも確実に相違している。

  羊毛と絹で織られた「貴婦人と一角獣」6面のタペストリーは、フランス国立クリュニー中世美術館の至宝、中世ヨーロッパ美術の最高傑作と称される。

  この作品がフランス国外に貸し出されたのは、1974年米国・メトロポリタン美術館へのただ一回しかない。今回、40年近くぶりにフランスから出て二度目の国外へ、わが国へ初来日した。

  ワンフロアーの一室で6面のタペストリーが展示されていた。立ち位置によって、一度に、「触覚」「味覚」「臭覚」「聴覚」「視覚」の順に5面を眺めることができた。そして、振り返ると、そこに「我が唯一の望み」のタペストリーがあった。

  それらのタペストリーを眺めながら、わが国の仏教の「曼荼羅図」「仏画」を、また、中将姫伝説で有名な奈良・當麻寺の「綴織當麻曼荼羅」を思い描いていた。

  左側の「触覚」から立ち位置を替えずに順に眼で追い、「聴覚」までの5面を、最後に「我が唯一の望み」を眺め終えて、ふと隣を見るとひとりの壮年の女性が立っていた。

 一瞬に察知した。彼女は逆回りでそのタペストリー6面を観終えたのだ。目と目が合った。無言のまま目だけで少し挨拶をした。きれいな女性だった。

  その一室はまさに、「聖」と「美」の空間だった。 「聖」なる空間では、人は誰も「美」の存在となるのだろう。もしかしたら、わが身もまた・・・・・。

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