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2013年2月 5日 (火)

「夜のピクニック」のような少年少女に出会って



  2/4(月)夜、近鉄鶴橋駅から奈良行き急行に乗った。奥のドア近くの空間で、恐らく小学生高学年なのだろうか、少女がたたずみコミック本を読んでいた。ふとその少女の顔を見ると、どこかで会ったような気がした。記憶をたどった。思い出した。富雄駅からのバスで幾度か見かけた少女だった

 電車は石切駅で停車した。普通電車に乗り換えた。その少女もまた同様だった。電車は生駒駅を過ぎ富雄駅に着いた。少女は電車から走り出してホームから階段を駆け下りていった。その姿は視野から消えた。

  バスに乗った。後方の座席に座った。ふと、前を見ると、先ほどのその少女と座席の隣には少年が座っていた。 少女は恐らく、学校を終えて大阪市内からの塾帰りなのだろう。少年はその電車で見かけなったので、富雄駅近くの塾帰りなのだろうか。 少年と少女は仲良くお菓子を食べあっていた。それは実に仲睦まじい光景であった。

  少女は駅から三つめあたりの停留所で降りた。少女は少年に目立った挨拶をすることもなくバスから降りた。少女は歩道から笑顔を浮かべながら、左手でバイバイと手を振った。車内の少年は、不愛想にも気恥ずかしげに、同じように左手でバイバイと応えた。

  自宅最寄りの春日橋のバス停を降りた。少年はそのバス停でも降りずに乗り続けていた。春日道を歩いていると、ふと、脳裏によぎった。その少年と少女は、恐らく同じ小学校区ではない。となると、いつ、どこで、バスの中で仲良くしゃべりながらお菓子を食べるような間柄になったのだろう。

  「夜のピクニック」のような微笑ましい光景だった。二三十年後のある日、昔、少年少女だった二人は互いに思い出すのかもしれない。「あのバスの中で出会った子は、今も元気にしているのだろうか?」と。


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