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2012年12月23日 (日)

信州小布施 浄光寺にて 2012.12.17

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12/17(月)午前、岩松院を詣でてのちに、山沿いの「短歌の道」を歩き、浄光寺に着いた。山門をくぐり石段を登り始めた。月曜日、参拝者は誰も居ず、ひとりぼっちだった。ちょっとばかり、わびしさとさみしさが募った。

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 薬師堂への急な石段をゆっくりと登った。確率は低いかも知れないが、踏み外して落下して頭の打ちどころが悪く、そのまま、この世から遠くの世界へと逝ってしまうことがないように、一歩一歩を慎重に足を運んだ。まさに小心者である。

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 石段を登っていた途上、傍らの石仏を拝顔した。ちょっと小休止した。わびしく、さみしい山道で、美しい女人に出会ったようなやすらぎを覚えた。

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 茅葺の薬師堂が見えた。待っていたかのごとくに、両手を広げて抱きしめられるような、包み込まれるような優しさを香り漂わせる御堂だ。

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 室町時代に建立された建物で、重要文化財の薬師堂だ。女人のごとくに風情ある。近年は、若い男女の「縁結び」のパワースポットになっているという。

 個人的には、誰彼との「縁結び」などは無縁で、誰かとの「縁切り」無きように、誰かの快癒、無病息災を願い、薬師堂へと、ささやかに黙して手を合わせた。 

 

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 茅葺の屋根に、少しばかり緑色の草のようなものが見えた、それもまた趣があった。好きな御堂だ。今ひとたび来たいと思わせるような魅力を放っていた。

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 薬師堂を後にして、登ってきた石段を、ゆっくりゆっくりと慎重に下った。愚鈍なる者までも受け入れてくれるような、女人のような、薬師堂の眼差しを背に受ける思いだった。 何事もなく石段を下りきった。

「浄光寺」公式サイト



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