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2012年10月 4日 (木)

「ヤバイほど、好きよ。」のキャッチコピーを見て

「ヤバイほど、好きよ。」のキャッチコピーを見て

 カメラ付携帯電話に残っていた奈良の観光ポスターの「ヤバイほど、好きよ。」のキャッチコピーを見ていた。

 万葉の時代に、大伴坂上朗女が詠んだ歌を現代風に解釈して、キャッチコピーにしたものだ。それは、どのような歌か?(携帯7:30)


Photo  今宵、自宅に帰ってから、Webサイトで大伴坂上朗女(おおとものさかのうえのいらつめ)のことを調べてみた。彼女は、万葉集編纂にかかわった大伴家持(おおとものやかもち)の叔母にあたるという。

 彼女が詠った歌は、

恋ひ恋ひて 逢える時だに 愛(うつく)しき 言(こと) 尽くしてよ 長くと思はば (大伴坂上朗女)

 
恋しくて恋しくて、やっと逢えたのに、そんな時ぐらい、やさしい言葉をいっぱいかけて頂戴よ。いつまでも、愛しいと思ってくれるのならば。という意味だろうか?

 初めてその歌を知った。万葉の時代の歌でありながら、実に現代的な言の葉のように感じ取った。その現代性を、「ヤバイほど、好きよ。」というコピーに置き換えた言葉のセンスは素敵だ。

 大伴坂上朗女は、奈良、佐保川のほとり、現在の奈良市法蓮町に居を構えていたという。その歌は万葉集の中の一首だ。ちょっと万葉集を読んでみたい気持ちになった。





 

 

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