一番好きな仏像は、と問われれば・・・・
何気も無く、「CARTA」という雑誌を買った。特集は「仏像学」だった。魅惑的な仏像が紹介されていた。興味深く読んだ。
京都は「庭」、奈良は「仏像」だというのが、自分自身の身勝手な思い込みだ。「庭」も良し、また「仏像」も良し。いずれにも詳しくはないが、どちらかと言えば、好んでいることは事実であろう。
「仏像」をそれほど多くは見てはいないが、美学、仏像学の知識など皆無の中で、もし、どの「仏像」が一番好きですかと問われれば、主観と感性で自分自身が拝顔した仏像で、あるひとつの仏像が目に浮かぶ。その雑誌にもグラビア写真が掲載されていた。
それは滋賀県長浜市高月の向源寺にある十一面観音立像だ。初めてその仏像を見たのは二十五年前になるだろうか。職場の慰安旅行で湖北へと出かけた時だった。その当時は、全くもって仏像などに興味などなかった。
職場の者たちと堂内に入り、その仏像を眺めた。今まで仏像とは人間界からかけ離れたものとしてアレルギーを抱いていたのだが、その仏像の周りを巡った時、新鮮な感覚が脳を刺激した。艶かしく、綺麗で、凛とした美しさを感じた。仏というよりは女人の姿をそこに見た。人の世の中での「一目惚れ」、「恋」のようなものだった。
それ以降、その仏像に惹きつけられ滋賀・高月まで出かけて、今まで5度ばかり拝顔した。ただ、ここ数年は拝顔していない。今年中には、湖北・高月まで出向いて、向源寺の十一面観音立像を拝顔したいという気持ちでいる。
「向源寺/ウイキペディア」Webサイト
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