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2012年6月 9日 (土)

通算三度目の「合併」へ~

 6/6(水)日本経済新聞ほか各紙朝刊で、私が勤務する信用金庫が平成25年7月をめどに合併するという記事が掲載されていた。

 厳しい金融環境下の消耗戦の中で、財務体質を強固として更なる経営基盤の強化をはかるための前向きな再編なのであろう。

 預金量では、大阪府下6位のわが信用金庫と5位の信用金庫が合併して、預金量2兆円金庫が誕生する。大阪府下トップとなる。全国でも9位へと躍り出る。

 信用金庫業界に勤めだして36年となる。順風漫歩とは言えない日々を過ごしてきたが、ひとりのサラリーマンとしての大きな区切りが定年退職だ。平成25年7月にその日を迎える。今回の発表で、合併日もまた平成25年7月になると知った。不思議なめぐり合わせだ。

 新聞発表があった日の夜、鶴橋・居酒屋「一福」に立ち寄った。少しばかりの時間を過ごして店を出た。すぐ前にある大阪環状線ガード下の交差点で信号待ちをしていた。ふと横を見ると、私の弟が同じように突っ立っていた。まったく偶然にも出合った。

 弟の自宅の最寄駅は大阪環状線・寺田町駅だ。なぜ、ここにいるのかと聞くと職場関係の研修の帰り道だという。隣駅の玉造駅からゆっくりと歩いてきたという。弟とは、日頃、街中で偶然に出会ったことなどはないが、合併公表のその日に、それもまた鶴橋の町で出会うとは変なめぐり合わせだ。

 「また合併するんやて!」と弟が聞くので、「ああ、三回目や!」と笑顔を浮かべながら答えた。短い立ち話をしたのちに、JR鶴橋駅の鶴の広場で別れた。第三者から合併のことについて聞かれたのは、縁なのだろうか、ふるさと鶴橋でその日偶然にも出会った私の弟が初めてであった。

 大学時代の友人は合併相手の信用金庫に勤続し続けていた。別々に信用金庫に入庫したが、36年を経て、今般、合併となり同じ信用金庫の職員となることになった。昨日、電話をかけて挨拶を交わした。感無量の合縁奇縁だ。

 現実的には、合併の準備等の作業で、わずらわしくも忙しい日々が、すぐにでも到来するのであろう。合併までの一年の始まりだ。でも不思議と心は落ち着いている。

 一応の区切りとしての定年退職と合併日が同じ年月であることに、奇縁を感じながら、ラストランではないが、ラストウォークであったとしても、信用金庫の行く末に立ち会えるという大きな刺激を素直に感じている。

 

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