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2012年6月17日 (日)

パルセイロ 生中継・観衆3,000人 痛恨のホーム敗戦

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 6/17(日)早朝、苦渋の二日酔いの中、ビジネスホテルのフロント前で、ポケットから130円を出して信濃毎日新聞朝刊を買った。そのスポーツ欄のサッカー・JFLの見出しは、「AC長野、下位に痛い敗戦」とあった。

 「AC長野は前半4分、出足の鈍い守備陣の対応を相手に突かれて失点。その後もパスミスや消極的なプレーを繰り返して流れに乗れず、後半38分に自陣失ったボールから追加点を許した」。とゲーム内容がしるされていた。

 続いて、信濃毎日新聞記者、板倉就五氏は、「ミスを重ねて気迫も欠く」という表題で、「勝ち点15も開いた下位相手に、ミスを重ねて気迫も伝わってこないAC長野は終始、弱者だった。ホームでは五試合ぶりに3千人を超えたスタンドは歓声よりブーイングの音量が大きかった。とても、“取りこぼし”とは言えない敗戦だ。・・・・・・・・・・この日の観衆や生中継のテレビ画面を通してファンに見せた姿が、はたしてJリーグにふさわしいチームか。足元を見つめ直す必要がある」と署名入りでの論評をしるされた。6/17(日)早朝、その記事を読みながら、同様な思いを抱いた。

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 前半、バックスタンド中央の最上段に居た。前半4分、開始早々のような時間帯だ。HOYO大分が右サイドヘ大きくボールを送った。そこから中央へのクロスボール、その途端、すばやいプレッシャーもなく、DFラインは即座に対応できなかった。あれっ、あれ、あれ、という間にゴールを奪われてしまった。

 AC長野パルセイロの過去の全試合を観戦したわけではないが、観戦したゲームの中であっけにとられたような、簡単に失点する光景をよく垣間見た。その日もそうだった。周囲からは、「何やってるんだ?!」という標準語の厳しいブーイングらしき声が多く聞こえた。関西弁で「ほんまに、何しとるねんや?!」と、誰にも聞こえることなく心の中でつぶやいていた。バックスタンド中央では、それぞれのフラストレーションが言葉として出ていた。

 前半が終了した。0-1とAC長野パルセイロはビハインドを背負った。前半はバックスタンド中央上段に陣取った。ハーフタイムはぶらぶら節で周りをうろついた。後半は、正面スタンドHOYO大分サイドに陣取った。後半、気概をもって逆転勝利を目指して、AC長野パルセイロが攻め込んでくるであろう相手陣内ボックスを左サイドから、ゆっくりじっくりと見ることができる場所へと移動した。

 如何せん、勝利へのわが望みも薄くなりつつあった。後半35分、0-1のままだった。ここは、論理的なものなどくそ食らえ!と情念的な行動を起こした。パルセイロのオレンジのシャツを着ていないし普通のカジュアルな服装だ。秘密諜報部員のように相手陣内深く攻め込む如くに、いざ!相手ゴール裏へ出向き、そこで、AC長野パルセイロのゴールを待ち、見るんだ!と。

 後半ロスタイム、やっとのことで、AC長野パルセイロは、わが眼前でゴールを奪った。敵地であるので、大げさな喜びを表さずに、心の中でつぶやいていた。「遅すぎるやんか!ほんまに!まだ時間はある!次のゴール!」だと。しかしながら、残念ながらもゲーム終了のホイッスルが鳴った。

 その一瞬、相手ゴール裏、敵地の孤独の中で、ふと、大正時代の挿絵画家・詩文家の竹久夢二の詩が浮かんだ。「待てど暮らせど来ぬ人を宵待草のやるせなさ今宵は月も出ぬそうな」(夢二)。あこがれの地、信州の夕暮れ、その時、ひとり切なさが心を過ぎった。

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