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2012年1月 7日 (土)

お初天神(露天神社)に立ち寄って

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 1/5(木)夕暮れ時、曽根崎センター街を南へと歩き、「露天神社」(つゆのてんじんしゃ)、通称「お初天神」へと向かった。アーケードの吊り幕を眺めた。「お初天神参道」「恋のおまいり」の文字が見えた。何年か前にその道を通った時には、その吊り幕はなかった。

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 「曽根崎心中」は、その物語の内容や作者を知らなかったとしても、その題名を、誰もが聞いたことがあるほどに余りにも有名だ。江戸時代に近松門左衛門が書き、人形浄瑠璃・歌舞伎の演目として上演された。「お初」と「徳兵衛」の恋物語だ。

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 俗世間の実話をもとに近松門左衛門が書き、浄瑠璃として上演された「曽根崎心中」は巷の民の熱狂的な支持を得て心中が流行した。当時の江戸幕府は、「曽根崎心中」また近松が書いた「心中天網島」の上演と、心中した者たちの葬儀を禁止したという。当時、近松門左衛門、「曽根崎心中」はラジカルだという烙印を押されたのだ。 

 だが、時は移り時代は変わった。近松門左衛門は江戸期の書き手としてその名を、「曽根崎心中」は名品として、わが国の文化史上に未来永劫にわたり刻まれ続ける。

 「お初」「徳兵衛」の物語、「曽根崎心中」の結びに、「未来成仏うたがきなきや 恋の手本となりにけり」と近松門左衛門は書きしるした。その日の夕暮れ時、多くのカップルが「恋のおまいり」に「お初天神」に詣でていた。

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