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2011年9月17日 (土)

待合室で「スピーカー」を眺め、「SANSUI」を思い出して



 昨晩、大失敗をした後に「富雄駅」で下車した。自宅に帰り、妻の「お帰り!」という聞こえる気がする。「ただいま、仕事で遅くなって」と答えるだろう。「いや、鶴橋で見ず知らずの人と立ち話をした。電車に乗り居眠りしてしまい奈良駅まで乗り過ごし帰ってきた」とは言えまい。心理的に動揺をきたす。ここは「守」から「攻」への切り替えが肝心だ。

 気分を一新してから自宅へと帰ろうと、駅の待合室で、「南アルプスのおいしい水」を飲みながら休憩していた。ふと壁面を見ると、古ぼけた「スピーカー」があった。思い出してしまった。

 大学時代に買ったコンポーネントオーディオのことを。でも、壊れてしまい何年か前に、身を切る思いで処分してしまった。自宅が広く置いておくスペースがあれば、壊れたままでもそのままにしたのかもしれない。如何せんそうすることもできず処分した。

 待合室の「スピーカー」を眺めながら、「SANSUI」(山水電気)の木の格子戸のずっしりと重いスピーカー、ブラックフェースのアンプとチューナーが眼前に思い浮かんだ。かつて若かりし頃、オーディオの世界、アンプ・チューナーの領域で、「SANSUI」は間違いなく名門だった。

 鶴橋・大成通の路地裏のわが実家で、「SANSUI」のアンプとスピーカーを通して音楽を聴いていた。普通は小音量、時には大音量、夜はヘッドフォンでロック、ジャズ、タンゴなどの民族音楽、たまにクラッシックを聞いていた。あの頃、確かに「SANSUI」は僕の宝ものだった。あのブラックフェースのアンプ「AU666」と木の格子戸の「スピーカー」。

「SANSUIプリメインアンプ一覧」Webサイト

 わが忘却の彼方にあった「SANSUI」よ、今も僕は、深い知識もないままに音楽を聴き続けている。もう58歳になった。あの頃に聴いた音楽のジャンルとそれほど変わってはいない。今は小さな安価な再生装置でBGMとして音楽を聴いている。「SANSUI」を処分して後、一切、オーディオらしきものは買ったことがないし、今後も買うつもりなどない。

 鶴橋・大成通、生駒、小阪、二名春日と住むところは変わったが、「SANSUI」は、いつも一緒だった。ふと、深夜近くの待合室で僕は思った。音楽を聴く楽しみを与えてくれたひとつに、確かに「SANSUI」があった。

「山水電気株式会社」公式サイト

 
 

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