「信州ダービー」第３戦を観戦して～8/28長野県サッカー選手権決勝

　8/28(日）アルウィンは快晴だった。真夏のように暑かった。メインスタンドからの光景だ。 長野県サッカー選手権大会決勝、ＡＣ長野パルセイロ対松本山雅ＦＣの一戦、加えて、今季最後の「信州ダービー」の第３戦が行われようとしていた。



　試合前、センターサークルにおいて両チーム選手が集まり、また観客とともに、故松田直樹選手に対して黙祷を捧げた。ＡＣ長野パルセイロ側バックスタンド最上段に立ち、正面にまぶしい太陽の日差しを受けながら、目をつぶり同選手の冥福を祈った。



　ゲームは前後半を０－０で終了して延長戦となった。延長後半２分、ＡＣ長野パルセイロは相手陣内左サイドからのクロスボールを中央で押し込み先制点を奪った。しかし延長後半ロスタイムに、松本山雅ＦＣは、パルセイロ守備陣の連係ミスから執念の同点ゴールを決めた。ＰＫ戦に突入して、９－８で松本山雅ＦＣが４連覇を果たした。

　双方とも、攻撃力において効果的な仕掛けがなく、また強固な守備陣だとの印象は少なかった。パルセイロは局面においてボール保持するも相手に奪われたり、高い位置でボールを奪ったが、次のプレーでパスが不正確だったため相手ボールになったりと、小さなミスが散見された。最後の最後、延長後半ロスタイムの大きなミスによって勝利の女神から見放された。