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2011年6月12日 (日)

電信柱のトランス

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 6/11(土)鶴橋の実家へ出かけた。わが愛しの路地裏に、ほそぼそと立ち続けている電柱、いや、電信柱(でんしんばしら)を見上げた。薄ねずみ色のコンクリートの電信柱、赤茶びたトランス、その彼方上に空があった。

 幼い頃から、その場所に電信柱は立ち、トランスがあった。もうすでに半世紀を経ながらも、その電信柱は、いつのまにか木からコンクリートに変わった。トランスも然り。幾たびも代わりつながってきたのだろう。

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 幼かった頃、その電信柱は木だった。斜めに立っていた。子どもながらに、倒れるのではないかと不安に思った、僕たちのかけっこのスタートやゴール、野球のベース代わりになった。もしかしたら、電信柱も僕たちの仲間だったのかもしれない。

 トランスは代々、その狭く美しくもない路地の、ささやかな市井の庶民の人びとの歴史を見続け、引きつないできたのかもしれない。僕の家はこの路地に建って85年近くになる。僕は三世代目だ。君は一体何世代目なのか?と。愛おしくも、そのトランスを見上げた。

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