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2011年5月 7日 (土)

映画「岳」のポスターを見て

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 信州・松本駅で見た映画「岳」のポスターだ。「また、山においでよ。」というキャッチコピーは、20年近く前に夏の上高地、明神、徳沢、横尾、涸沢を歩き、奥穂高岳、北穂高岳、槍ケ岳へと登った日々を思い出させた。

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 5/7から映画「岳」がロードショーされると、このポスターを見て初めて知った。それも大阪・奈良ではなく、岳都「松本」の町で。

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 その後ろ姿を見て、一瞬、ぎくっ、ひやっとした。わが妻ではないかという幻像を見た。確かに、「信州ダービー」を観戦に行くことは伝えた。でも、1泊2日で行くいうことはしっかりと伝えただろうか?はっきりとした記憶がない。

 「君に似し姿を街に見る時の こころ躍りを あわれと思へ」(石川啄木)

 わが妻の旧姓は、「松本」だ。何の因果かは知らないが「まつもと」なのだ。岳都「松本」から、旧姓「まつもと」が居る奈良・二名春日へ後ろめたさを抱きながらも帰らなければならない。

 「しなの」「のぞみ」と乗り継いで、京都駅から近鉄特急に乗った。その途上、旧姓「まつもと」から、珍しく携帯電話がかかった。恐るおそると電話を取った。「今日は帰ってくるの!」と、まさに火山が噴火する直前にありながらも抑制したような声音だった。僕は特急に乗っていることは言わずに、「今、帰る途中、近鉄電車の中」と、精一杯の可愛げのある声で答えた。

 萩原守衛の彫刻「女」と旧姓「まつもと」がオーバーラップした。非日常から日常へと、いざ!還りなん!ひとりの「女」(ひと)のもとへ。

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