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2011年3月19日 (土)

山は裂け海はあせなむ世なりとも

20101114_011 山は裂け海はあせなむ世なりとも 君に二心わがあらめやも (源実朝)

 「金塊和歌集」の源実朝の一首だ。山は裂け、海は轟き、ほしあがったような現実になったとしても、君に対して、私は背くようなふたごころはない。一心に君を想う。源実朝が詠んだ忠誠の歌である。

 地震と津波は、凶暴な形相で、何ら罪なき人々を苦難の日々へと追いやった。東日本大震災での被災地の惨状がメディアを通じて情報として入り、その都度、被災された方々のことを想うと、いたたまれない気持ちが襲ってくる。

 職場でも義援金が集まり、また毛布、飲料水、食料、トイレットペーパーなどの救援物資が業界のネットワークを通じて、被災地へとトラックが向かった。さまざまな被災地以外の地が「共助」の精神にもとづいて動き出していることも事実だ。

 山は裂け、海は轟きあせる想像を絶するような惨禍で、日々営んできた生活が一瞬に喪失した。過酷な現実が被災者に襲いかかった。

 いにしえから、「陸奥国」「「みちのく」「東北びと」は、わが国でも特質的に「生」へのエネルギッシュな力で連綿とした歴史を培ってきたのだ。非力・無力な者として、大震災の復旧・復興を、二心(ふたごころ)なく、一心に祈り願い念じてやまない。

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