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2011年3月 6日 (日)

春から、書きしるしたいこと

 「書きしるされたもの」「記録されたもの」がなければ、個人として生きた大切なものの総体は、ただの記憶、体験、経験として今は残るが、いつの間にか、うたかたのように消失してしまうかもしれない。

 鶴橋・大成通の古ぼけた小さな家の中で、僕は祖父母、父母、妹弟の7人で暮らした。さまざまな情景が脳裏に浮かぶ。それは、ただ僕の記憶、体験、経験だけだ。

 わが子どもたちは、僕の不恰好な生き姿を見て、いったいこの「存在」は何なのだろう?と恥じ笑止しているのかもしれない。

 でも、僕にはささやかな自負がある。さまざまな想いを抱きながら、小さな自分の世界を少しでも広げようと、真面目に堅実に生きてきたのだ。

 僕以上に僕の祖父母と父母はしっかりと生き終えた。そのことを僕は知っている。でも、わが子どもたちは知る由もないだろう。

 だからこそ、書きしるそうと思う。歴史学者、E・H・カーの言葉を借りれば、「歴史は、現在と過去との対話」なのだ。

 現在から過去を見て、未来へとつなぐために。小さな世界かもしれない。でも、わが祖父母、父母に対する記憶、体験、経験を「ちっぽけな歴史」として春から書きしるしたい。

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