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2010年9月11日 (土)

1973年4月、リバプールFC「コップ」の光景を写真で観て

Img_0002 2010年8月刊行の「欧州サッカー批評」、特集は、「ビッグクラブの戦略、中堅クラブの戦略、小クラブの野望」だった。表紙を飾っているのは、あまりにも著名な監督ジョゼ・モウリーニョだ。

 チェルシーを率いていた頃から、ジョゼ・モウリーニョには興味を抱き続けている。ただ、今回書きしるすのは彼のことではなく、この季刊誌の表紙とつづく1ページをめくった「フットボールの記憶」という左右両ページの写真に衝撃を受けたことだ。

 1973年4月24日、イングランド・アンフィールドで行われたディビジョン1、リバプールFC対レスター・シティのゲームが行われた。リバプールFCは優勝を飾った。そのゲーム終了後のリバプールFCゴール裏の光景を写し取ったピーター・ロビンソンの写真だった。

 ゴール裏、ホームでリバプールFCサポーターが陣取る一角を「コップ」という。そのゲームが終わり、リバプールFCの伝説的な監督、ビル・シャクリーがサポーターが陣取る「コップ」の前に立つ2枚の写真が掲載されていた。

 その写真の一枚は、ビルが、警官が蹴ってのけたタオルマフラーを、「人の命を蹴るなよ!」とそれを首に巻き、くたびれたスース姿で威風堂々と両手を広げてカメラマンにポーズをとっている。 二枚目の写真、ビルは、くたびれたスーツ姿でつつましくも祈るように、「コップ」にいるサポーターにお辞儀をしていた。

 いずれの写真の背景にも、「コップ」にいる何千人ものサポーターが写し取られいた。最前列から最後尾まで隙間もないほどに埋め尽くされ、顔、顔、顔だらけだった。いずれもが笑みを浮かべていた。ピッチまじかのサポーターの表情が生き生きしている。そして、フラッグはサポーターの後方に翻っていた。

 いまだかつてわが国では見たこともないサポーター光景だ。確かに40年近く前の光景であるかもしれないが、フットボールでのサポーター光景の原点なのだろうと、また、「フットボールの記憶」として認識して置かなければならないと思わせるほどに、その写真は強烈な印象を私に焼き付けた。

※サッカー批評別冊「欧州サッカー批評」(発行:双葉社2010.08 定価:1143円+税)にその写真が掲載されています。ご興味ある方は是非とも観ていただければ幸いです。

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