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2010年8月24日 (火)

一冊の古ぼけたノート

Img_0005  先日、本棚の下の幾つかの引き出しを整理していたら、幾冊かの古ぼけたノートが出てきた。その中の一冊だ。40年前、17歳の時の代物である。授業ノートや日記ではない。高校2年生の時に好きだった女子との往復「交換ノート」 だ。

 この古ぼけたノートが出てきて、その表紙を見ただけでそれが何なのかということはすぐに解った。かつて処分したと思っていたものが存在し続けていたことが不思議だった。

 なぜ、「交換ノート」が始まったのか、また終わったのかの定かな記憶がない。ノートのやり取りは下足箱だった。その女子の下足箱に入れ時にどきどきしたこと、自分の下足箱を開ける時にウキウキしたことは、遠い遠い甘酸っぱい思い出として残っている。

 ずっとこのまま持っておくことにも罪悪感がある。破る、捨てる、焼く、埋めるなど、どうしたらいいものかと考えあぐねていた。1ページ目を読んだ。私の汚い字で拙文が記されていた。恥ずかしさを感じた。それ以降のページを読めなかった。読む勇気がなかった。 

 8/24(火)、自宅の本棚にあった約100冊の本を再生資源に搬入することにした。両名の名前が記された部分だけを消去して、このノートを大小の本の間に添えて搬出した。その思い出の一冊の古ぼけたノートが、分子として分解されて新たに何ものかに再生される。それがよい。私にとってのささやかな決断だった。

 私にとっての青春、疾風怒涛の時代に、「交換ノート」に書きしるしていただいたその女子には、今、心から感謝している。

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