« 国宝「聖観音菩薩像」(薬師寺・東院堂)を拝顔して | トップページ | 「せんとくん」の御前で~「平城遷都1300年祭」~ »

2010年1月11日 (月)

平山郁夫画伯 「大唐西域壁画」を観て

Img_2 (薬師寺・玄奘三蔵院ガイドブック表紙)

 1/10(日)朝、薬師寺・玄奘三蔵院を訪れた。目的は平山郁夫画伯の「大唐西域壁画」を観るためだった。さまざまなメディアを通じてその壁画を間接的に見ることはあったが、直接に原壁画を観たことはなかった。「聖観音菩薩像」を拝顔した心地よい余韻の中で玄奘三蔵院にある「大唐西域壁画殿」を訪れた。

 「大唐西域壁画」は、七場面、十三壁面で、高さ2m20cm、幅は約49mだ。玄奘三蔵の求法の旅をたどった風景が鮮やかに強烈に渾身の想いをもって描かれている。その壁画の前に佇むと、祈りと想いの大きなうねりが押し寄せ、私の卑小さを浮かびあがらせた。

 「明けゆく長安大雁塔」「嘉峪関をゆく」「高昌故城」「西方浄土 須弥山」「バーミアン石窟」「デカン高原の夕べ」「ナーランダの月」をまじかに観た。天井を見ると、ラピスラズリの群青色の天空に、金箔の星が散りばめられていた。それは「シルクロードの夜空」なのだ。

 平山郁夫画伯は、この壁画を完成させるまでに、シルクロードを約150回程度訪れ、20年の月日を費やしたという。眼前に観る「大唐西域障壁画」を前に、圧倒的なその壁画の存在感に、私の心の中は震えていた。

 「玄奘三蔵院から北へ徒歩10分の場所に唐招提寺御影堂がある。そこには東山魁夷画伯の「御影堂j障壁画」が鎮座する。この地は、「魂の絵の聖地」だという想いが自然と湧き出た。私のささやかな「のぞみ」が噴出した。わが妻と子どもたちとその連れ合いと孫と総勢一緒に、「御影堂j障壁画」と「大唐西域壁画」を観たいと素直に思った。

20100110_022 20100110_021

« 国宝「聖観音菩薩像」(薬師寺・東院堂)を拝顔して | トップページ | 「せんとくん」の御前で~「平城遷都1300年祭」~ »

寺社史跡めぐり(大和)」カテゴリの記事