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2009年12月26日 (土)

「“決定力不足”でもゴールは奪える」

Img 著者:杉山茂樹/発行:双葉新書(2009.12)/定価:800円+税/P.239

『4-2-3-1』の著者が、日本サッカー界最大のテーマ「決定力不足」に迫る!

【コンテンツ】決定力不足という誤解/攻撃的サッカーへの意識改革/中盤至上主義の弊害/点を取るための布陣論/サイドを制するものは試合を制す/ゴールは逆算するものである/ほか

 本書あとがきで、「サイドチェンジとドリブル。日本のサッカーに不足している要素はスバリこのふたつ。」「得点力に陥る理由は、フォワードの決定力だけではない。サッカーのトータルな魅力に欠けているからだ。良いサッカーをしましょうよ、と僕は言いたい。」「良いサッカーとは?この議論を深めていくことが、日本にいま、最も求められていることだと僕は思う。」と著者は結んでいる。

 日本代表からグラスルーツまで、「決定力不足」を嘆く声をよく聞く。ストライカー待望論、育成論が華やかに繰り広げられる。ないものねだりの子守唄のような気もしないわけでもない。日々、さまざまなカテゴリーでゲームが展開されている。ストライカーが出現せず、育成もできなかったとしても、「良いサッカー」をして、ゲームには勝たなければならない。そのために決定力・得点力不足であったとしてもゴールを奪わねばならない。

 それでは、「ゴールを奪うために」どのようなサッカーを我々はすべきなのか? 「良いサッカー」とは?とグラスルーツの領域で、チーム・クラブ・カテゴリーの垣根を超えて、「場」の中で議論し共有しベクトルあわせをして、「暗黙知」のみとして終わらずに「形式知」としているのだろうか? 「決定力不足」云々を語る前に我々はなすべきことがあると、この著作を読みながら2009年師走に自戒している。

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