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2009年11月29日 (日)

「一福」で、「旅こよみ」を・・・

Img_0004  11/27(金)夜、鶴橋駅に降り立ち、駅頭のパンフレットケースから「旅こよみ12月号」をいただいた。その足で「一福」へ寄った。カウンター越しに座った。まもなく右側の席に若い二人連れの女性が座った。彼女らは黒ビールの小瓶を注文した。続いて左側の席に初老の男性と中年の男性の二人連れが座った。私はビールを飲みながら「旅こよみ」のページを繰っていた。

 表紙は金沢・兼六園の「雪吊り」だった。18ページ目の熊本県、「米の町、山鹿」「山鹿燈籠浪漫」を開いていた。突然に私の左側に座っていた初老の男性が、「俺のふるさとや!」と私に体を寄せながら大きな声で叫んだ。「ふるさとですか? 山鹿燈籠、八千代座を訪ねて見たいなあと思っていたところです」と私は初老の男性に声をかけた。

 「八千代座は俺の実家のすぐ近くや!」 右手の親指と人差し指で「マル」を作りながら、「これがあったなら、すぐにも山鹿へ帰りたいがな」と私に微笑みながら彼は言った。「マル」はお金なのだろう。私が読んでいたページから「ふるさと」を思い出させたのだろう。彼にとって、「ふるさと 山鹿」はずっと帰りたい場所なのだ。兼六園の「雪吊り」が、見知らぬ者同士の交差点で、「行きずり」の縁となった。

「山鹿探訪ナビ」Webサイト

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