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2009年10月 2日 (金)

ラミダス猿人「アルディ」~440万年前人類最古の全身骨格を復元

 10/2(金)朝日新聞・日本経済新聞朝刊で両紙とも掲載されていた記事を興味深く読んだ。「人類440万年前の一歩 ラミダス猿人国際チーム復元 二足歩行 森で雑食生活」(朝日)、「人類最古の全身骨格 440万年前 東大などエチオピアで発見 樹上でも生活」(日経)と見出しが並んでいた。

 1994年~2000年まで、約36体、約120点の頭、腕、足などの骨の化石がエチオピアで発見された。その後、分析が続けられて、東京大学・カリフォルニア大学・エチオピアリフトバレー研究所の国際合同チームが人類の化石から全身像を復元することに成功した。約400万年前の猿人アウストラロピテクスよりさらに古いアルディピテクス・ラミダス(ラミダス猿人)の人類像が初めて描きだされた。

 骨格から見て女性と推定され、復元されたラミダス猿人は愛称「アルディ」と名づけられた。身長は約120cm、体重は約50㎏で、人類の全身骨格としては「アルディ」が最古となる。すでに二足歩行をしており、樹上でも生活していたと推定されている。

 人類と類人猿の共通の祖先は約700万年前に分岐した。気の遠くなるような時を経て、約10万年前に現生人類(ホモ・サピエンス)がアフリカで誕生し、壮大な旅が始まり世界中に広がった。約440万年前を、ホモ・サピエンスの壮大な旅を思い描こうにも私の想像力では如何ともしがたい。新聞に掲載された「アルディ」を眺めながら、ふと愛おしい気持ちが湧いた。

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