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2009年8月29日 (土)

地蔵盆の夜の出来事

 8/28(金)夜、母の納骨の段取りの件で、鶴橋の実家に立ち寄った。妹から8/21(土)夜の地蔵盆の時の話が出た。大騒動が生じ大変だったそうだ。私が幼かった頃から地蔵盆の夜には、近所の人々がお地蔵さんの前で御詠歌を詠う。だんだんと詠える人は少なくなってきたが、今年も行われたという。

 
妹の話によると、その夜、妹は家で家事をしていた。突然、何度もインターホンが鳴り、「みきちゃんが帰ってきたでえ!早く地蔵さんの前へ来なあかん!」と一大事とばかりに、近所のおばちゃんに大きな声で妹は呼ばれた。「みきちゃん」とは私の母の名前である。「美貴子」というが近所の人は「みきちゃん」と呼んでいた。妹はなんのことかわからずに出かけた。

 信心深い近所のNおばちゃんが、おばちゃんといってももう
90歳近いが、「みきちゃんが帰って来てるで、そこに、なあ見えるやろ」と地蔵さんの前で妹に言った。妹は家へ帰るに帰れず御詠歌が終わるまで地蔵さんの前に居続けたようだ。妹は隣に座っていたおばちゃんに、「見える?」と聞くと、「見えない!」という。妹にも見えなかったらしい。信心深いNおばちゃんにだけは、初盆に帰ってきた母の霊が見えたのだろう。その夜は、路地裏では、母の霊のことで久しぶりの大騒動だった。

 
その楽しい話を妹から聞きながら、初盆に生まれ育った地へ帰ってきた母の霊が見えようが見えまいが、その人々の心の中で、母は生きていると思うと心地よい嬉しさがじんわりと滲んで来た。

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