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2009年4月29日 (水)

きらびやかな民族衣装を見ながら

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 鶴橋駅に隣接する市場の中を歩くと、韓国の民族衣装を並べている店が多くある。色彩がきらびやかで魅力的な衣装が目をひきつける。その街を歩くことが好きだ。私の実家近くの路地は、日本人だけでなく、韓国の方も多く住んでいた。路地を行き交う民族衣装の綺麗さに子ども心に、「うわっ~キレイ!」と思ったものだ。

 私が幼かった頃、鶴橋駅周辺の市場は、一般的に「国際市場」と呼ばれていた。少なくとも、私の祖母・母は私にその場所を「国際市場」だと言っていた。「国際」という言葉は英語で言えば「International(インターナショナル{)」となるのだろう。最近は「国際的」「インターナショナル」という言葉も余り使用されなくなりつつある。それに代わり「地球的(グローバル)」という言葉が氾濫している。

 その街は、グローバルではなくインターナショナルだった。地球的なものではなく、国が際立ったという意味において、インターナショナルな街だったと好感を持って言うことができる。国を超えなければ、インターナショナル、グローバルにはなりきれないが、それぞれの国家の礎となる避けられない民族の独自性を認識しながらも、他の民族性をも受容するべきであるということを自然と学べたのは、その環境があってからこそだと、私は今も思い続けている。

 私が小学生低学年だった頃、路地裏で三角ベース野球をしていた時に、大きな白いボールを持って私たちの前を通り過ぎる朝鮮中学校へ通うお兄ちゃんのことを思い出した。私たちは野球しか知らなかった。後にその大きな白いボールがサッカーボールだと知った。そのお兄ちゃんは、いつ知らず路地裏から引っ越して行った。そのお兄ちゃんは、今もサッカーに関わり続けているのだろうか?と、店先に並ぶきらびやかな民族衣装を見ながら、ふとそのお兄ちゃんのことを思い出した。

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