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2009年1月17日 (土)

「一調一管」を聴いて

 1/16(金)第6回フットボールカンファレンスのオープニングは、「一調一管~峯子・乃莉~」の調だった。会場の座席に座り、プログラムを見て、その名から現代的な雰囲気のオープニングを思い描いた。しかし、私が思い描いていたのとは全く違った、私にとって最高の感銘と感激を受けた、金沢の歴史に積み重ねられた伝統的芸術をライブで体験することが出来た。

 鼓と横笛の二重奏である。芸術的なことの詳細は分からないが、恐らく能楽の演奏形式なのかもしれない。加賀百万石の城下町、かつての歴代藩主は芸術・文化を奨励したという教科書的な知識が脳裏に浮かんだ。楽譜もなく二人だけの無言の意思疎通に基づいた鼓と横笛の音色に鳥肌が立った。音が並び無の時間が少ない西洋的音楽とは一味違った。「間合い」「音と音との間の無」という日本的な音楽に魅了された。得もいわれぬ激しさと美しさが伝わり、私の聴覚を襲い、なんとも言えぬ心地よさに寄った。「一調一管」のお二人は、合計年齢で150歳余りだと聞いた。その姿は、「凛」とした佇まいが醸し出されていた。

 加賀百万石文化の伝承と継承されている光景に私は圧倒された。何百年も積み重ねられてきた伝統を肌で感じて。私は本当に、地域でフットボール文化を創出する意思を持ち、その文化を継承しようと思い描いているのだろうか?と自問した。

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