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2009年1月12日 (月)

「ならぬことはならぬものです」

Img_0002  2002年秋に、福島県会津市を訪れた。かねてから一度は立ち寄りたいと思っていた地だった。広大な会津藩校日新館に立ち寄り、さまざまな感銘を受けながら、帰り際にこの品を買った。その袋の中には、大きな紙に記された「会津幼年者 什の掟」があった。その掟を読みながら、徳川時代に、10歳までに身につけさせなければならない事柄を、人としてのベースを教育として意図して取り組んでいたことに、その当時の教育水準の高さで薩摩藩と会津藩が双璧だった事実をその時に垣間見た。

 「言語技術が日本のサッカーを変える」(2007.11)という著書の中で、田嶋幸三氏が、「JFAアカデミー福島を福島県に拠点を据えたことによって、日本サッカーへの新しい視点と可能性が、選手の育成方法にもたらせることになった」と記されていた。そのヒントとなったのが、会津藩の幼年者に対する教育方針であった「什の掟」だった。

 日本サッカー協会指導者向け機関紙である「Technical news 」(Vol.28 2008.11)の中で、JFAアカデミー福島の報告、女子GKコーチ小林忍氏が、「会津藩校日新館の『什の掟』にあるように、理屈はどうであれ『ならぬことはならぬ』という精神をU-14の時期に徹底的に教育する必要があると書かれていた。

 私が読んだ市販されているサッカー関係の本で、今まで、会津藩「什の掟」のような、わが国の歴史と文化に関わる言葉を見たのは、上記の二つの文章が初めてであった。

 もう10年以上も前のことになる。会津藩の「日新館童子訓」と「什の掟」の存在を初めて知った。その時に、私がサッカーで関わっている小学生の子どもたちに、何かルールかあるべきことがらを簡潔に、現代風につづれないかと考えていた。

 今、ソレステレージャ奈良2002で、「プレーヤーズ憲章」と呼ばれているものが、そのささやかな作品である。クラブ創設以前の西奈良ニーノスフットボールクラブスポーツ少年団の時代に作り、現在のクラブ創設とともに、「プレーヤーズ憲章」として継承された。内容の相違はあるが、発想の発端は、会津藩の「日新館童子訓」と「什の掟」にあったことは事実だ。小学生を対象にしたが、今の時代には中学生にも適用できる。「プレーヤーズ憲章」を下記に紹介する。(「什の掟」については下記の「会津藩校日新館」Webサイトを参照願います。)

ソレステレージャ奈良2002
【プレーヤーズ憲章】
1. きっちりとあいさつをする
2. 自分のことは自分でする
3. 決まりを守る
4. がまんができる
5. 食べ物の好ききらいはしない
6. 最後まであきらめない
7. 自分の目標を持つ
8. チャレンジする
9. 他人に迷惑をかけない
10.思いやりの心を持つ
11.感謝を忘れない

「会津藩校日新館」公式サイト

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