河内磐船神社の石仏を眺めて、想いを馳せる!
「河内磐船神社」へ、昨年末に出かけた。「岩」ではなく「磐」に出会うために。同神社は大阪府交野市を流れる天の川の上流にあり、巨岩「天磐船(あめのいわふね)」をご神体とする神社である。「磐船」(いわふね)という言葉の響きが、私をその場所へといざなった。
岩に刻まれた石仏があった。傍らには花が添えられ、蝋燭がともされていた。誰かが、その石仏の前で黙って手を合わせ祈ったのだろうか。
岩に刻まれた石仏を眺めながら、恐らくその当時、無名の彫師は、苦難・労苦の中でおのれ自身のすべてを込め、今或る石仏に刻み込んだのだろうと想いを馳せた。その当時から比べれば、現代という時代は天文学数字的に物質的に豊かにはなったのだろう。だが、人の精神は、恐らく限りなく貧しくなり果てているのかもしれない。その石仏に、何も願わずただ手を合わせた。





















