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2009年1月 2日 (金)

スポーツは、まさに・・・・!

 「音楽が“音の数学”であり、また建築が“凍れる音楽”であるならば、スポーツはまさに“燃ゆる力学”であるであろう。そして我々はその深き叡知的の計量性の中に瞬間崩れゆく美しさを把握するとも考えうるであろう。・・・・・その悦楽はあらゆるスポーツで一般にユニフォーミティーと呼ばれる喜びである。激しい情熱、情熱の内面の秩序、いわば情熱の数学でもある。」(「スポーツの美的要素」(1930年)」

 美学者・中井正一は80年近く前にその言葉を記した。日常的に「スポーツ」という言葉が使われたのがいつなのか知る由もない。私が小学生だった頃に、自分自身では「スポーツ」という言葉よりも「運動」「体育」という言葉を使っていたという記憶の方が強い。1930年、昭和という時代の始めに、「スポーツ」という言葉を使い、その美しさを考えていた人がいたということは、私にとっては驚きである。

 2009年正月、なぜ、中井正一が記した美学の本を再読しようと私はしたのだろう? それは、今繰り広げられているさまざまな種目、カテゴリーでのスポーツの様相にどこか、自分自身の心の中での想いと背反する場面に遭遇することがあり、そのことに違和感を抱き続けているからなのだろう。スポーツはまさに、「燃ゆる力学」であり、「情熱の数学」でもある。必ず根底に「美しさ」を求めなければならない。

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