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2008年12月31日 (水)

作家あさのあつこ 観戦術「小説よりも面白いドラマ」(読売新聞記事)を読んで

 12/31(水)朝、自宅のポストから日本経済新聞を取り出すと、読売新聞の「箱根駅伝特集」の別冊が入っていた。出場登録選手各チーム16名、23チーム368名が掲載されていた。もうドラマは始まっている。

 野球少年をえがいた「バッテリー」の作者あさのあつこさんが、箱根駅伝についての「私の観戦術」というインタビュー記事を読んだ。

 「駅伝は一人一人の背負っているドラマが複雑に入り組んだ群像劇」
 「1位でタスキを受け取った選手が、調子が悪くて次々と抜かれていく。あっ、この人今どんな気持ちでいるんだろう」
 「中継所で20番目で前の走者を待っている人」
 「後輩が何人も抜いた後、タスキを受け取った先輩が次々と抜かれたり。誰にもなじられないけど、きっと自分自身を叱咤するんだろうな。それって痛いな」
 「快走した人、ゴールを切った人は努力が報われるけど、力を出し切れなかった人、敗れる人も同じように努力している。それが報われないむなしさは、どんな感じだろう」
 「小説を書くとしたら、駅伝全部じゃなくて1区間のドラマを書いてみたい。ランナーはもちろん、走りたくても走れなかった人が、走ることを許された人をどんな思いでみているのか」。

 あさのあつこさんの記事を読みながら、いろいろな想いが湧き出てきた。箱根駅伝は二日間、217.9キロという長丁場の中で、人は何かを見てしまうのだろう。それは、人生そのものの縮図の中で、若者たちが奮闘する姿に共鳴しながらも、己が人生を叱咤する機会を与えてくれる。人間ドラマ以外のなにものでもない。

 歴史ある箱根駅伝、学生ランナーの夢舞台、出場選手は精一杯の力で駆け抜けて欲しい。その聖地を疾駆できない多くの走者の想いとともに。

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