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2008年12月13日 (土)

「今里やきそば」を食べてあの頃を・・・・・!

 12/1(月)朝日新聞夕刊の記事で、「ご当地焼きそば」、アスパラ会員が選んだ日本一という小さな記事を読んだ。1位富士宮焼きそば(静岡)、2位オホーツク北見焼きそば(北海道)と並んでいた。続いての3位「今里焼きそば」という文字を見た時、脳裏の中を興味がかけめぐった。

 「今里」、「焼きそば」という二つの単語は、大阪市東成区今里ロータリー近く、新橋通商店街入り口西側にあった天津甘栗屋とパチンコ店にはさまれた、二軒の同じような小さなやきそば屋が隣接して並んでいたことを私に思い出させた。小中学生だった頃によく食べに入った。下町っ子として、「そのやきそば」の匂いと味は今も忘れられない。

 新聞紙上で見た「今里焼きそば」が、私が思い描くあの「今里の焼きそば」なのかどうか、全く無関係なのだろうか、興味と疑問を抱きながらインターネットで「今里焼きそば」検索した。ヒットした。「焼きそば専門店 大阪今里やきそば」、そのWebサイトを開き確認した。「今里焼きそば」の写真が掲載されていた。あの頃の「今里の焼きそば」だった。店主が記した「こだわりの理由」を読んだ。確かに、私が思い描く「今里のやきそば」だった。

 その味が本当にあの「今里のやきそば」なのだろうかという疑問を解明するために。その店の場所を確認した。近鉄大阪線・長瀬駅(近畿大学前)徒歩5分、大学通り商店街にある。私の勤務先である近鉄八尾駅からは帰路に途中下車できた。12/2(火)職場からの帰路に長瀬駅で途中下車した。

 「今里やきそば」と生ビールを注文した。生ビールを飲みながらどきどきしながら、出来上がるのを今か今かと待ちわびた。ついに出来上がった。私の前にその焼きそばがあった。あの頃のように「コショウ」をかけて食べた。「今里焼きそば」は、間違いなく私の思い描く懐かしい「今里のやきそば」だった。

 生ビールを飲み「今里やきそば」を食べながら、かつての大阪市電の今里車庫、そこから出て行く花電車、今里ロータリー、新橋通商店街のにぎわいの光景を、父親に連れられてよく食べに入ったこと、友だちと二軒並んだ店の前でどちらに入ろうかと迷ったことを想い出していた。

 味覚はただの一瞬の快楽を生み出すものだけではなく、その味覚を経験した時の臭覚、視覚、聴覚、触覚を目覚めさせる。その時の記憶を鮮やかに浮かび出させる。「今里のやきそば」を食べることは出来ないだろうと思ってはいたが、その夜、「今里やきそば」を食べて、懐かしき匂いと味を、そして、あの頃を思い出した。

「大阪今里やきそば」の店主へ敬意を表するとともに心から感謝申し上げます。

「焼きそば専門店 大阪今里やきそば」Webサイト

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