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2008年12月14日 (日)

信濃毎日「立ち止まらず」を読んで~AC長野パルセイロへの讃歌~

2008126  12/6(土)付、信濃毎日新聞朝刊の「立ち止まらず」というAC長野パルセイロ代表・丸山朗氏の一文を翌日ホテルで読んだ。懇親会の席上でその記事の話が出た。知らなかったので読んではいなかった。翌日早朝にホテルフロントへ行き、「昨日の信濃毎日の朝刊はありませんか?」と尋ねた。その担当者は「少々お待ちください!」と私に伝え事務室の中へ消えた。しばらくして新聞を手にして私の前へきて「どうぞ!」と手渡していただいた。

「声もなくうつむいてバスに乗り込む選手たちを、サポーターは最後まで温かく見送ってくれた。結果がすべてのこの世界で、結果を出せなかった選手たちに向けてくれた優しさをわれわれは決して忘れない。」
「ここで立ち止まってしまっては、今までの努力は無駄に終わってしまう。強豪がひしめく北信越リーグでの優勝、全国社会人大会での長野県勢初の優勝と、歩んできた方向は決して、間違っていなかったはずだ。来年も絶対にあの過酷な舞台に立つ。今度こそ、必ず勝利する!」と丸山代表の一文が記されていた。

 AC長野パルセイロという「クラブ」を知り、ずっと興味を抱き続けている者として、頻度は多くはないが長野へ出向き、サポーターやボランティア、スタッフ、選手を垣間見る機会を得た。PlanDoCheckActionのサイクルの中で、確かに2008年度の結果として、最終目標は達成できなかったという事実があるが、そのことでプロセスが誤りだとは誰もいえない。確かに最終結果はつかなかった。それはプロセスをしっかりと踏みながらも、ちょっとした女神の不機嫌で微笑まなかっただけに過ぎない。

 ホームゲームを南長野運動公園で観戦した時、先日行われたクラブ懇親会に出かけた時、サッカーマニアではなく老若男女を問わず、一見サッカーに関係ないと思えるような多くの普通の人々が、情熱をもってAC長野パルセイロに声援を贈っている光景を見た。また、ホームゲームでは多くのサッカーボランティアが楽しそうに一生懸命に取り組んでいた。そのことは長野市にサッカー文化の萌芽と基盤を築きつつあるという大きな財産を形成しつつある証明である。

 JFL、J2、J1昇格という目標実現は言わずとも重要なことではある。しかし、それ以上に、その目標実現に邁進する過程で、真の「サッカー文化」が形成されるかどうかということがより重要であると考えている。その観点から、今後、更なる高みへとC長野パルセイロはきっと大きく踏み出すに違いないと確信をもって言うことができる。AC長野パルセイロの来季よりの健闘を祈念しつつ、同クラブへの讃歌とする。

P.S. 1/16日~18日、「フットボールカンファレンス」に参加するために石川県・金沢市へ出かける。AC長野パルセイロスタッフの方も参加されると懇親会場で聞いた。その地で出会えることを心から願っている。

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