« なんば千日前を徘徊した | トップページ | エポック社 野球盤50周年 »

2008年7月 5日 (土)

7/3(木)夜 近鉄 架線事故 11万人直撃

 7/3(木)夜、近鉄難波駅構内の架線事故で、近鉄奈良線、大阪線の電車の運転が午後6時から約3時間休止した。通勤客11万人が足止めされた。私も11万人の中のひとりだった。会社からの帰宅途中に、近鉄大阪線八尾駅で乗車し、鶴橋駅で奈良線に乗り換えようとしたら、奈良線が運休していた。やむなく、運転が再開されるのにそれほど時間はかからないと思い、鶴橋駅で下車して居酒屋「一福」で時間調整をすることにした。

 「一福」を出て近鉄鶴橋駅に行くと、溢れるほどの人々がいた。駅員に尋ねると運転復旧は未定だと言う。JR大阪環状線で森之宮駅まで行き、地下鉄に乗り換え生駒駅まで出ようかと考えたが、折角のことだから、ぶらぶらしながら運転復旧を待つことにした。

 鶴橋駅から徒歩5分の「比売許曽神社」(ひめこそ神社)に寄った。境内は誰もいなかった。7/19、20が夏祭りの案内が目に入った。もう夏祭りの季節なのだ。子どもの頃はよく来たなあと思いたたずんでいると、どこからかだんじりの太鼓と鐘の音が聞こえてきた。その音は疎開道路を渡った建物の中からだった。その建物に入ると、若者たちが、太鼓と鐘の前に鎮座して、祭の前の練習に取り組んでいた。

 その音色は、彼らの肉体の奥底からエネルギーを噴出させていた。その音から眠っていた自分自身の躍動感を呼び覚まさせてくれる。彼らの一心不乱の姿から打ち鳴らされるだんじりの音色は、まさにロックだ。ストリートライブだ。その姿を見ながら感銘を受けた。今年も夏祭りには来よう。

 蒸し暑く汗をかいたので、鶴橋駅前の銭湯「白鶴温泉」へ寄った。入浴料410円、タオル20円、バスタオル50円の合計480円を払って入浴した。会社帰り風や親子連れの人々がいた。ここは駅前銭湯、絶好のロケーションにある。ちょっとひと風呂あびて居酒屋へ出かける人もいる。

 湯船につかっていると、ひとりでいる小学校3年生ぐらいの男の子がいた。「ひとりで来たのか?」と尋ねると、首を横に振った。「誰と来た?」 その子は女風呂を手で指した。「お母さんとか?」 今度は首を縦に振った。水知らない私を警戒したのだろうか?

 風呂から上がってゆっくりしていると、マッサージ機が目に入った。スーパー銭湯などでは概ね100円なのだが、ここは50円だ。迷わずに50円玉を入れて体をほぐした。終わるともう一度50円を入れた。じつにゆったりとしていい気分だった。帰り際、さきほどの男の子がいたので、「帰るぞ、またな!」と声をかけると、目をあわさずに首を縦に振った。

 銭湯から出て鶴橋駅に着くと、電車はすでに運転を再開していた。電車に飛び乗ると、そこは人が溢れた見慣れた毎日の光景だった。非日常的な時間から日常的な時間にスイッチが切り替わった。車内で新聞を読みながら、だんじりの音色が耳に残っていた。

« なんば千日前を徘徊した | トップページ | エポック社 野球盤50周年 »

モノローグ」カテゴリの記事