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2008年4月 6日 (日)

永遠のプリマ・プリセツカヤ、「ボレロ」舞う

 4/5()、桜満開の花見帰りの近鉄奈良線、奈良行き快速急行の中で、日本経済新聞朝刊を手にとり読んだ。「アート探求」欄に目を奪われた。「永遠のプリマ、『ボレロ』舞う」「プリセツカヤ、梅若六郎との舞台」「語る瞳に魅力」「圧倒的な存在感」という文字が目に飛び込んできた。大きく紙面に掲載されていた。3/30夜、20世紀を代表するロシアのバレーダンサー、マイヤ・プリセツカヤが、能楽師「攻めの六郎」こと梅若六郎を相手に、ラベルの「ボレロ」~幻想桜~を舞った。場所は、桜さく京都・上賀茂神社の細殿だつた。

 

 新聞記事の中で、「ちょっとしたしぐさやステップなど体だけですべてを語り、『永遠のプリマ』と称される理由を見せつけた。」「体を折り曲げつつ正面を見据え、両手を優雅に羽ばたかせる。背後と前方から照明を受けた姿は圧倒的な存在感だ。」「手にしていた桜の枝と扇をパッと左右に投げた。」「拾い上げた桜の枝を、客席に投げ入れて舞台は終わった。」試演2回で本番にのぞみ、当日は雨という悪条件の中での即興的な舞であったという。

「プリセツカヤの魅力は「語る瞳」とともに「凛」とした姿にある。普通に歩く姿、階段を上る姿からして美しい。」「この存在感、特異なカリスマ性こそ、『20世紀最高のバレリーナ』と称される由縁であり、年齢を感じさせない根本と印象づける舞台だった」と記者は結んだ。

 新聞にはプリセツカヤと梅若六郎の舞姿がカラー写真で掲載されていた。プリセツカヤは黒のレオタードに、白地に藤の文様の能装束といういでたちで、両手を左右に大きく羽ばたかせ、右手に桜の小枝、左手に扇をもち、軽いステップを踏み舞っている。正面には梅若六郎がたたずみ、彼女を見上げている。彼女は口元を引き締めながら、瞳は鋭く誘うように梅若を見据えている。その舞の一瞬の姿に美しさとエロチシズムを感じる。

 観てみたかったという想いが募る。その舞台があることを以前から知ってはいた。でも、いけなかったことは事実である。ただ、新聞等でその舞台の模様を知り、そのことを読んだだけも感銘を受けている。「永遠のプリマ」・プリセツカヤ83歳と「攻めの六郎」・梅若六郎59歳の1対1の「激舞」であるとともに、永遠に咲く花の如く「美しい舞」であったのだろう。

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