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2008年2月27日 (水)

「雁風呂」

2/27(水)日本経済新聞夕刊を職場で見ていると、「雁風呂」の話が記事として掲載されていた。津軽半島に言い伝えとして残る物語である。なつかしい気持ちで読んだ。「雁風呂」の物語を知ったのはいつなのだろうか?ふとそんなことを職場で思い出していた。その記事の結びに「雁たちは秋に小枝をくわえて海を渡り、疲れるとそれを浮かべて休み、陸に着くと小枝を置いて、帰りに再びその枝をくわえて戻る。春になっても浜辺に残された枝は帰れなかった雁たちの分で、それらを集めて風呂を立て雁たちの供養をした。――もちろん伝説ですが津軽らしい物語です」と。せつなくかなしくも、心に残る伝説だ。

1973年、「サントリ-ウイスキ-角瓶」のCMで「雁風呂」篇がテレビで放映された。私は、はっきりと覚えている。印象深く、ロマンチックでしみじみとしたCMに魅了された。

(ナレーション) 「月の夜、雁は木の枝を口にくわえて北の国から渡ってくる。 飛び疲れると波間に枝を浮かべ、その上に止まって羽を休めるという。そうやって津軽の浜までたどりつくと、いらなくなった枝を浜辺に落として、さらに南の空へと飛んでいく。日本で冬を過ごした雁は、早春の頃再び津軽に戻ってきて、自分の枝をひろって北国へさっていく。あとには生きて帰れなかった雁の数だけ枝が残る。浜の人たちはその枝を集めて風呂をたき、不運な雁たちの供養をしたのだという。」 
(山口瞳)
 「あわれな話だなあ。日本人て不思議だなあ。」

ながらくウイスキ-を飲んではいない。焼酎ばかりを飲んでいる。ふと、その新聞の「雁風呂」の記事を読んで、久しぶりに「サントリ-角瓶」を飲んでみたい気になった。

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